「祈りは聞かれる」って人類普遍の経験的事実に立ち戻るべきなんだと思う。そこから、
その根源は「信念」だ。って推測が生まれ、心理学や医療の場では、科学的にも相当「証明」
されたわけだ。そこから先がおかしいんだよ。「信じていれば実現する。では、信じている
とはどういう状態か?」 これで人間にはやれるはずもないような事が、当たり前のように
言われ始めている。ロンダ・バーンの主張は典型的だな。彼女の本に書いてあることは、人間には
実効不可能であり、バーン自身も出来ているわけがない。

人間にとっての祈りって、まず、「〜を下さい」っていう懇願の祈りか、でなきゃ密教に典型的な
護摩炊きみたいなおまじないの体系だ。そして、それで祈りが聞かれてきたんだよ。