ほん怖か怖い話か迷ったけど、自分の中では洒落にならないほどの体験だったのでこっちに書く。

子供の頃、定期的にある夢を見ていた。
その夢ってのは、母の実家にいる夢なんだけど真っ暗なの。月明かりで薄っすら部屋の中が見える感じ。
昔の家の作りなのか、玄関入ってすぐ高めの段差を上がりそこが居間だったんだ。
その居間に、母方祖母・祖父、わたしといるんだけど異様に静まってて突然祖父が「…来るぞ。」とボソッと呟く。
すると玄関のドアが突然開き、落ち武者みたいなのが入ってくるの。
赤い鎧を着て、顔は般若みたいなお面してる。
ひたすらそれから逃げ回る。
カーテンの後ろに隠れたりお風呂場に隠れたりと、ひたすらその落ち武者に見つからないよう逃げ回っていた。
ひたすら何時間も逃げ回ってる最中に、夜が明け朝日の日差しが入ってくる。すると落ち武者は居なくなってる。
祖父の「もう大丈夫だ」の合図で隠れてた場所から出てくる。
ってとこでいつも目を覚ましてた。