俺が小学生1年の頃の話だ

夏休みになり俺は親父に連れられ祖父母の家にしばらく泊まりに行くことになった
祖父母の家はド田舎なので都会っ子の俺には新鮮である

毎日のように虫取網を持って外で虫取に夢中になっていると、夕暮れに田んぼで変なものを見つけた
そいつはくねくねと動いていた。見つめているとおかしくなりそうな気持ちになった
次に目が覚めたら祖父母の家だった。

俺は親父に殴られ「どこいってたださ!」と怒られた
俺は田んぼで倒れていたらしい。気がつくと神社から住職も来ていてお払いを受けた
住職は「あれを見てしまって生きてるだけでも幸運だったね、もうこの村にはこないように」と言われた

そして俺は帰りの汽車へ乗り込んだ。帰りの汽車の車窓がおかしい
行きにはこんな所を通っないはずだ!と思っていると汽車はとある駅に停車した
「きさらぎ駅」と、駅にはそう書かれていた

ここから先は記憶がない
あれは一体なんだったのか?