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心霊スポット行ったらとんでもない事になった!
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0001本当にあった怖い名無し
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2018/08/05(日) 20:21:19.04ID:9ZXuAHvr0
  ∧,,∧
 ( `・ω・) ようこそID腹筋スレへ!
 / ∽ |
 しー-J
ここはsageずに書き込み、出たIDの数字の回数だけ腹筋をするという、
硬派なトレーニングスレです。
例1 ID:wwh7KM12 の場合 7+12=19 なので19回頑張りましょう。
例2 ID:bicycle. の場合 数字がないので今日は一休み。
さあ、存分に腹筋するがよい↓(`・ω・´)
0102本当にあった怖い名無し
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2018/08/08(水) 18:17:30.42ID:8nQFaJGa0
部落差別を23年も指揮した
部落差別先生たちと手下

手下は何を隠してるか?
いじめ。
だよなあ。
0103本当にあった怖い名無し
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2018/08/08(水) 18:18:52.67ID:8nQFaJGa0
みんな人権とか言うくせに
都合悪いことは隠すんだな。

浅田病院にいたくせに。
糾弾されて。 顔を青白くして
わたしから目を逸らしてた。

疾しいことをやってるのにまた
自信満々で回復したら完全犯罪か。
0104本当にあった怖い名無し
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2018/08/08(水) 18:19:59.03ID:8nQFaJGa0
本当は私にビビってるくせに。

大阪の三上も閉鎖病棟
見えたからね。 PICUにいたの。

ハンナン関係、マオウ発言が指定病院か。
0105本当にあった怖い名無し
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2018/08/08(水) 18:21:03.30ID:8nQFaJGa0
全国を騙して差別をやるから
またブーメランが返ってきたんだ。

国会でもブーメランパクって
私を熊野で攻撃させてたろ。

国民連合政府計画のために。
もう心停止したか?
0106本当にあった怖い名無し
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2018/08/08(水) 18:23:00.74ID:8nQFaJGa0
95年、2008年、 今度は今か。

3回も繰り返してる。
病気なのか。何回も大嘘ついて
破壊活動をしたんだぞ。
対策費もでてる。金を出さすために
挑発したんか。バレバレだな。

安倍先生を攻撃するのもバレバレ

親戚じゃねえよ。嘘つきが。くたばれ。
浅田に逃げるなよ。 墓。墓。
合挽き肉になって海にばらまいた方が
地球のためだ。平和維持のために
合挽き肉にしてやれ。
0107本当にあった怖い名無し
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2018/08/08(水) 18:26:21.95ID:8nQFaJGa0
差別を解消したいなら
似非同和行為するな。

まず発言強要 1995年
全部最後まで松本タクヤ
デブ男にあばらを折られた。
青木医院のとなりのところで治療した。

殺したい。似非同和行為の主たちを。
やれ。合挽き肉にしろ。
引きずり回せ。

そして2008年。何回入退院して
薬漬けになり 大学も中退したか?

殺す。ひきずり回せ。詐欺師を挽肉にしろ。

そして今回も挑発から

許すわけねえだろ。くたばれ青木秀夫
今回こそミイラになれ。仲間もじじい、
ババアも野晒しにされて干物になれ
ボケエ
0108本当にあった怖い名無し
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2018/08/08(水) 18:27:29.05ID:8nQFaJGa0
部落解放運動という部落差別を糾弾する。

償いとして兵隊を出せ。早く慰謝料支払え。
奴らを破門しろ。
さもなくば最終兵器を使うぞ。
0109本当にあった怖い名無し
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2018/08/08(水) 18:28:13.37ID:8nQFaJGa0
糾弾されてボケたか?
全員まだか部落差別をまた認めろ。

それでもダメだから合挽き肉になるんだ。
わかるよな。
0110本当にあった怖い名無し
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2018/08/08(水) 18:29:00.20ID:8nQFaJGa0
エベンキさん発言大丸絵美

強要者は馬鹿組坂繁之の孫松本タクヤくん
0111本当にあった怖い名無し
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2018/08/08(水) 18:29:57.39ID:8nQFaJGa0
もう
馬か鹿だ。
部落差別をお前らはしたんだ。
まだ認められないのは。
馬か鹿だからだ。
4回目はない。
3回目は墓場送りか海で魚たちの餌だ。
0112本当にあった怖い名無し
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2018/08/08(水) 18:32:49.36ID:8nQFaJGa0
もう組坂繁之たちは
全員終わってるんだ。

私の人権を何回も奪った。
移動は荷物扱いで荷台に野ざらせ。
0113本当にあった怖い名無し
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2018/08/08(水) 18:33:13.28ID:8nQFaJGa0
ひと扱いするな。
3回目だ。
0114本当にあった怖い名無し
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2018/08/08(水) 18:50:21.93ID:8nQFaJGa0
皆さん死ぬのが義務です。償ってください。

みんな破産。身内も不当利得を返せ。
お前たちは今日で人間を廃業してもらう。
0115本当にあった怖い名無し
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2018/08/08(水) 19:00:07.20ID:8nQFaJGa0
りえちゃんブス発言は
組坂繁之の孫松本タクヤ

ブサイク発言馬上の身内西村シンヤ
言わせたのは松本タクヤ
西村町長の妻 西村はアンパンマン
いわせたのは松本タクヤ
アンパンマンは悪のヒーロー発言
松本タクヤがいわせた。

部落解放運動による部落差別を糾弾する。
今晩死んで償え。
田中のブラックコーヒー発言もだ。
殺せ。殺せ。明日慰謝料払え。
テロ行為するのが悪い。
0116本当にあった怖い名無し
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2018/08/08(水) 19:14:48.30ID:8nQFaJGa0
なんでお前ら前向いてあるけるんや。

息できるんや。
0117本当にあった怖い名無し
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2018/08/08(水) 19:15:46.12ID:8nQFaJGa0
バカバヤシ発言

組坂繁之の身内全員自決しろ。諦めろ。
0118本当にあった怖い名無し
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2018/08/08(水) 19:52:12.38ID:XWOeRPPK0
>>91
完全同意

>>1
そのまま続けてね
0119本当にあった怖い名無し
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2018/08/08(水) 22:36:40.91ID:QEg+E8jy0
>>118
怖い話してるの1じゃないと思うよ
0120本当にあった怖い名無し
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2018/08/09(木) 00:35:45.45ID:dP9BILgc0
先頭のやつどうなるんだ。早く続き読みたい
0122本当にあった怖い名無し
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2018/08/09(木) 13:42:51.27ID:UY1MsEwC0
腹筋しに来ますた
0123本当にあった怖い名無し
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2018/08/10(金) 08:26:46.47ID:G0hZpgXn0
真っ昼間、鬱蒼とした山間いの道をみたび俺は走っている。看板を通り過ぎトンネルの入り口が見えた。誰も口をきかない。今度は全員でトンネルの奥へと向かった。一応懐中電灯を手にジュクジュクと足音をさせながら6人が歩いていく。

中程にやはり立ち入り禁止の看板がやや左に寄った形で立っている。そこにはやはり、入り口。おいで。と赤黒い塗料で書かれていた。よく見ると筆やハケではなく指で擦り付けたようだった。血、かな?思わず声が出た。

初めて入る霊感野郎と運転手は遠巻きに見ている。霊感野郎曰く、中では何も感じない、と言う。昼間でも湿った闇が続くトンネル内を歩き続け出口が見えてきた。まだ日は高いはずなのに思った程に外は眩しいとは感じない。
0124本当にあった怖い名無し
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2018/08/10(金) 08:36:05.30ID:G0hZpgXn0
見上げるといつの間にか空は重い雲が立ち込め今にも雨を落とさんとする感じだった。特に何も無い。懐中電灯で地面を掘ってた奴が出口脇の自分が掘ってた場所にむかった。ここに覚えが、そう言うとしゃがみ込んで地面を見た。

大丈夫か?またおかしな行動をしそうに思って近付くと、大丈夫ただ気になるだけだから、と返した。二人して立ち上がると先頭の奴が一瞬立ち止まった。霊感野郎が何かに気付いた様に先頭の奴に歩み寄った。

この先。

そう言って先頭の奴が指差す先には昨夜行かなかった旧道の山道が木々の間に口を上げて我々を誘い込む様にザワザワと声を上げる。その時、重い雲からボタボタとぬるく重い粘度のある雨が落ちてきた。見上げると来る時の晴天はそこには無い。
0125本当にあった怖い名無し
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2018/08/10(金) 08:44:49.95ID:G0hZpgXn0
運転手と懐中電灯無しの奴が走ってトンネルの中に逃げ込んだが、昨夜トンネルに入った俺を含めた四人はそこから動けないでいた。まるで何かに足を支配された様に戻る方向にトンネルの方に足が向けられない感じ。

雨は次第に強さを増す。仄かに暗い空の下でトンネルに逃げ込んだ二人から声がしている。戻れ!ダメだ行くな!霊感野郎はひたすら戻れと言い続ける。行ってはいけない、でも戻れない。そんな感情が心を乗っ取られたかのように繰り返し沸き上がってくる。

雨は既に簾の様に絶え間無く降り注ぎ視界を遮るが旧道の入り口は闇の黒を大きくして俺達が来るのを待つと言うより誘ってくる。先頭の奴が歩き始めるとロックが外れた様に俺達は歩き出した。
0126本当にあった怖い名無し
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2018/08/10(金) 08:59:16.75ID:G0hZpgXn0
後ろからは霊感野郎の、行くな!行っちゃダメだ!戻れ!と叫ぶ声がするが自分でも何故か解らないが振り向いて、大丈夫だから行かなきゃ、と言って歩いていく。先頭の奴は呆然と、後の二人はまるでそれに日っ張られる様に歩いて行く。

どしゃ降りの雨でずぶ濡れになりながらバシャバシャと歩き続けると眼前に旧道の入り口が迫り俺達は闇に呑まれていく。先が見えない程ではないが暗い一車線程の道を歩くと木々のせいか雨は殆んど落ちて来ない。

好奇心も恐怖心も感じない。ただ進まなきゃとしか考えられない。後で思えばこれが取り憑かれるという状態だったんだと思う。不思議と何か嬉しいと言うかウキウキした気分さえしてくる。
0127本当にあった怖い名無し
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2018/08/10(金) 23:57:47.82ID:Y6TeI8ma0
 先日、親友の朱美と海水浴の合間に砂浜でバドミントンをしました。Fカップの私とGカップの朱美が動くと、お互いの胸がブルルンと揺れます。浜辺にいた男性は当然、胸に釘付け。
 私たちは優越感に酔いしれ、顔を見合わせて笑っていました。そのとき、若いマッチョな男性2人が「目の保養をさせてもらったお礼に何かおごるよ」と声をかけてきたんです。
 海の家でかき氷をご馳走になった後、変わり者のカップルが無理心中した『変人岬』を見に行こうってことになったんです。
 怖いもの見たさで私たちは水着のまま彼らの車に乗り、岬へ案内されました。
 しかし、そこには誰もいなくて、目がくらむような崖があるだけ。思わず私は「変人岬って本当の話?」と質問したんです。
 「本当な訳ないだろう。俺が即興で作ったネタさ。今、また名前が変わって変態岬になったよ」
 こう言い終えた男の目が鋭くキラリと光りました。すると相棒が朱美のブラを剥ぎ取り、胸に顔を埋めて乳首を舐め始めたんです。抵抗するかと思ったら、彼女は目を閉じ、うっとりと快楽全開の表情に…。
 「ほら、お友だちもこんなにいい感じになってるよ。俺たちもやろうぜ」
 男は私を砂浜に押し倒しながら小さな水着を上下とも奪い、正常位で半ば強引に入ってきたんです。
 「見ろよ。突くたびにこんなに胸が波打ってる」
 「そんなの見たら我慢できねえ。兄貴、俺も入れるぜ」
 朱美も四つんばいにさせられ、バックで入れられています。彼女が「ギャーッ」って叫ぶと私は「ウ〜ッ」と声が出ます。
 「サスペンスドラマは、最後に必ず崖の前で告白するだろう? だから君も白状しな。今まで何人とやった?」
 エッチを止められた私は「動いて」と催促しました。
 「正直に言ったら動くよ」
 「12人です。早く…気持ちよくして」
 「そっちの女は何人だ?」
 「ああっ…、30人よ。お願いだからイカせて…」
 朱美が私の倍もしていたなんて嫉妬しちゃうけど、あまりの快感に、すべてを忘れてイキまくりました。
 その後は朱美とシックスナインまでやらされ、恥ずかしいけど何度も舐め合いながら昇天しちゃった。
 怖い体験だったけど、変態岬での情事は夏の思い出として、しっかり私たちの心に刻まれたのでした。
0128本当にあった怖い名無し
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2018/08/11(土) 00:56:56.15ID:PXsYMbKj0
>>126
心霊番組のロケ先でしょこたんが急にハイになって雰囲気が変わった時に、「周囲の霊が影響するとこうなったりします」って一緒に居た霊能者が言っていて、同行してた男性タレントも怖いというよりワクワクしてきたと言ってた。
そういう感じなのかな。
0129本当にあった怖い名無し
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2018/08/11(土) 01:35:49.97ID:1V1tuji+0
>>126
ありがとう。おもしろい!
続き楽しみにしてます!
0130本当にあった怖い名無し
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2018/08/11(土) 10:32:04.21ID:rGxeoroZ0
先頭の奴がゆっくりと歩き続ける後ろで俺と懐中電灯の奴は引き摺られる様に歩く。かなり先には出口と思わしき光が微かに見える。そこに何か嬉しい事が待っている感覚に変わりは無い。

木立の道の中程が近付いた時、後方でバシャバシャという駆け寄る様な足音が聞こえた。しかしそれに反応する気も無かった。薄明かるい出口が近付くに従って自分の意識がコントロール出来なくなってきていた。先頭の奴とのはほぼ体が当たる距離だった。

雨垂れと一緒に落ちてきた木葉が顔にへばり着いた時ドスンと背後からの衝撃で前のめりに倒れ込んだ。瞬間、さっきまでのカオスな感覚が消えて正気が戻った。俺に押される形で先頭の奴が将棋倒しになり、それに足を取られる格好で懐中電灯の奴も膝を着いた。
0131本当にあった怖い名無し
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2018/08/11(土) 11:04:31.50ID:rGxeoroZ0
霊感野郎が俺達を止めに森を走ってきたのだ。ダメだ!これ以上はほんとにダメだ!その声で俺は事態を理解出来ないまま混乱した。先頭の奴はまだ立ち上がらない。膝を着いた懐中電灯の奴は呆然としている。どうした?

間抜けな俺の声に、大丈夫か?どうしたはこっちが聞きたいよ!と霊感野郎が声を荒げる。ようやく少し記憶と正気が戻ってきた。何かに操られる様にここまで雨の中を歩いてきた事、そしてその先にある何かを心待ちにしていた事。

とにかく戻ろう。霊感野郎の声の後、車が近付いて来る音が聞こえた。懐中電灯無しの奴が運転して運転手の奴と痺れを切らして迎えに来たようだ。早く乗れ!ここを出よう。膝を着いた懐中電灯の奴がやっと正気に戻って立ち上がり倒れたままの先頭の奴を抱え上げた。
0132本当にあった怖い名無し
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2018/08/11(土) 11:13:41.09ID:rGxeoroZ0
まだ意識の無い様な先頭の奴を後部座席に投げ込み懐中電灯無しの奴が隣に乗り込んだ。お前は大丈夫か?運転手の奴が心配そうに聞いてきたが、もう大丈夫、と答えて俺と霊感野郎は徒歩で引き返す事にした。

雨はまだ降り続けているようで木々の枝や葉から雨垂れが絶え間無く落ちてくる。車の後方から歩き出した俺達はUターン出来る程の道幅は無くバックでゆっくり引き返す事になった車が過ぎるのを待った。

四人を乗せて車は動き出した。俺の横を通り過ぎる瞬間、俺が見たのは薄ら笑いで前を見ながらバックする懐中電灯無しの奴の顔だった。マズイ。直感的にそう感じた。さっきまでのハイになってた自分と重なったからだ。
0133本当にあった怖い名無し
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2018/08/11(土) 11:23:53.12ID:rGxeoroZ0
おい!閉ざされた窓を叩くと薄ら笑いのままこっちを見た懐中電灯無しの奴はギアを前進に入れてアクセルを踏んだ。まて!声が届く訳でもなく車はタイヤを空回りさせる程にスピードを上げて進む。

俺は知っていた。その先は新道に出る所で侵入させない為のコンクリートの分厚い壁がつい最近作られた事を。このまま猛スピードで走ればあの壁にぶち当たって四人もまともには居られない事を。

必死で車にしがみ付こうとしたが振り落とされて倒れ込んだ。冗談はよせ!霊感野郎の声も空しく車はスピードを上げて森を抜けていく。あの先にはコンクリートの壁が!急いで立ち上がり車を追いかける俺の声を聞いて霊感野郎も走り出した。
0134本当にあった怖い名無し
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2018/08/11(土) 11:38:11.34ID:rGxeoroZ0
出口にコンクリートの壁が出来た話は聞いたが、ここから出口までどの位の距離なのかは俺は知らない。かなりの距離があればあのスピードだと結果は見えていた。森の出口すぐ位なら大したスピードにはならないはず。

森の出口に差し掛かった時、ギャギャギャッ!と車が何かに擦れる音が前方から聞こえた。マズイ!思わず叫び脚を早めた。少し勾配のある道になっていて音がした方の様子が見えないが事故になっているであろう事は容易に想像出来た。

登り勾配の天辺に着いて辺りを見回すが車の姿が無い。進行方向右側はそんなに深くはないが谷になっていて落ちれば大変な事になる。左手は未開の森で低木の籔が続いていた。どこだ!二人の声がどしゃ降りの雨の音で掻き消される。
0135本当にあった怖い名無し
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2018/08/11(土) 12:43:30.86ID:eKXBdh5j0
谷の方を探していると背中の方から霊感野郎の声がした。ここ!見ると籔の一部が今薙ぎ倒された様に倒れている。明らかにこの先に車はあると思わせた。

行こう。二人して籔に踏み込んで行くと青いワゴン車の後部がチラッと見える。薙ぎ倒された木々を急ぐと懐中電灯無しの奴が車の脇で立ち尽くしている。大丈夫か?!大声で呼び掛けながら急いで近寄ると軽く右手を上げて答えた。

車内には運転手の奴が運転席の奴を心配そうに揺するのが見えた。後部座席には先頭の奴が気が抜けた様に正面を向いて座っている。何があったかを聞ける状態ではなかった。
0136本当にあった怖い名無し
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2018/08/11(土) 13:17:12.12ID:eKXBdh5j0
雨は止んだようだった。落ちてくる雨垂れも少なくなり辺りも少し明るさを取り戻した気がした。時間は午後4時を少し回ったところ。後部座席の先頭の奴が何かに驚かされた様に声を上げて車外に飛び出した。

どうした?!声をかけると何かに怯えた様に俺の顔を見る。それから視線をキョロキョロとさせて、何があった?と聞き返してきた。こいつも事態が飲み込めずに混乱している。まともに話せる状態ではないようだ。

車、動くかな。霊感野郎が小さく呟いた。出来たら車で早くここを離れたい。懐中電灯の奴が小刻みに震えながら追いかける様に言った。運転席の奴もようやく起き上がったようで運転手の奴がドアを開けてやり外に出てきた。

車、動きそうか?運転手の奴に言うと、さあ?と不安気に答える。ここを早く離れたいのは俺も同じだった。だから自分で運転席に座りエンジンをかけた。外面は凹みや傷がそこそこにあったがミラーもライトも割れはしてたが作動していた。
0137本当にあった怖い名無し
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2018/08/11(土) 13:47:51.05ID:eKXBdh5j0
地面はぬかるんでいるもののスタックする程ではなさそうなのでバックにギアを入れてアクセルを踏む。車はゆっくりとバックして突っ込んで来たであろう痕跡を戻っていく。他の5人は支え合ったりしながら着いてきた。

旧道に出る際にトンネルの方へ車を向けてハンドルを切った。その先にはタイヤの轍は付けてはいない。後の5人がゾロゾロと籔から出てくると空は青い部分を覗かせて雨上がりのムッとする様な空気が辺りに立ち込めていた。

先頭の奴は途中であらましの事を聞かされた様で、もうこの車は廃車にするよ、と諦め顔で呟いた。助手席には運転手の奴、後部座席に昨夜トンネルに入った3人、一番の小柄だった霊感野郎が荷室のドアを開けて乗り込む事になった。
0138本当にあった怖い名無し
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2018/08/11(土) 17:16:03.39ID:HXiFEbKL0
皆無言で席に着いていきバックドアを開けて霊感野郎が乗り込むのを待っていると、後ろを向いた霊感野郎がなかなか乗り込まない。エアコンの冷たい風が後部の開け放たれたドアに向けて流れ出て代わりにムッとした外気が流れ込む。

関わりたくないものがそこにある。さっき誘われる様にウキウキと引き込まれたそこは今となっては恐怖でしかないのにどうしても気になってしまう。俺だけでなくそこに居る皆がそう感じていた。何がある?俺の問いかけに霊感野郎は向き直る訳でもなく答えた。

あそこ、何かあるよね?

視線の先には山道が続き、少し先が左にカーブしていた。ここから見える範囲の一番奥と思われる場所の籔が不自然に切れていた。ひょっとしたらあそこが新道に続く道を遮る壁の場所なのか。皆が俺の方を見るのが解った。
0139本当にあった怖い名無し
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2018/08/11(土) 18:42:16.80
                                _
                               / jjjj      _
                             / タ       {!!! _ ヽ、
                            ,/  ノ        ~ `、  \        _
                            `、  `ヽ.  ∧_∧ , ‐'`  ノ      /  `j
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│jjjj  ∧_∧        ( ‘j’ )   ̄"⌒ヽ   `、ヽ.  ``Y"   r '      〈  `ヽ
│ヽ  (‘j’  )      / ) ヽ' /     、 `、    i. 、   ¥   ノ       `、  ヽ∧_∧
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    ヘ  丿丶  ヽ  !  ノヽ、._, '`"/  _,. '"     }    {         ノ  ' L     `ヽ./  /  /⌒    ⌒丶
     │ミ  / ゙ ノ  |   ̄`ー-`ヽ 〈  < _ ヽ.    /     `\      / , '    ノ\  ´  / /  ノヽ 人 ノ ヽ
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《   _/  彡ノ          〈'_,/ /   /   /  ノ    ヽ.   )     i  、      ヽ        ヽ_ソ ´ /巛/、
 \ ` /   /            | |  イ-、__   \  `ヽ    {   f  _,, ┘  「`ー-ァ   j       /´   _ノ_   ヽ
  \ /   ノ _ へ         l.__|   }_  l    \ \   |  i  f"     ノ   {  /   /⌒、/   /    \ ゙丿
   ヽ│  ⌒   │        _.|  .〔 l  l    ノ  _>  j  キ |  i⌒" ̄    /  /_  /      /      丿 /、
   <.,,ヽ_ ノ゙´<.,,_/        〔___! '--'     <.,,_/~  〈   `、ヾ,,_」       i___,,」 ヾ,,_」ヘ_ソ        i___,,」
                                       `ー-‐'
0140本当にあった怖い名無し
垢版 |
2018/08/11(土) 22:15:35.11ID:TY5s4ULw0
ジリジリとした時間が流れるのに堪えきれずに俺は運転席のドアを開けて降り立ち歩き出した。行きたくないはずのそこを確かめるために。良くない事が待っているであろう場所に行くために。この空気を何とかしてくれと言わんばかりの皆の視線を背に。

まだ滴の垂れる木の下を過ぎると道はやや左にカーブしていて遠目に見たその場所は右にまたカーブしてS字に進んだ先にあった。最初の左カーブを過ぎた辺りで背後に何か気配を感じて振り向いた。そこには車から降りてきた残りの5人が意を決した顔で立っていた。

もう、来るな、とも言えなかった。黙って皆が来るのを待って歩き出した。
二つ目の左カーブが近付いた時に目の前に広がったのは、切れた籔と地肌の剥き出しになった山肌だった。さして高くない山の中腹が道を飲み込んで崩れていた。

普段なら声を上げて大騒ぎする連中がその光景を声も無く見ていた。

あそ こ…

霊感野郎が指差す先にあったのは2m程下の谷に突き刺さる様に落ちている青いワゴン車。先頭の奴の車と車種は違うが当時でも珍しい青色のワゴン車が谷の対岸に刺さる様に傾いて土を被っていた。
0141本当にあった怖い名無し
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2018/08/12(日) 00:12:51.24ID:uCOddWyE0
 私は常に何かに依存しないと生きていけない女です。思春期は恋愛、社会人になってからは仕事、そして今はセックス依存症になりつつあります。
 普通の女の子なら旅行したり、ディズニーランドに行きたがったりするでしょ? だけど私は「どこにも行きたくない。部屋で1日中繋がっていましょう」と提案するくらい、今はエッチが大好きなんです。
 テクニックがどうのこうのじゃなく、彼の人柄に惚れ、「どんなに恥ずかしい姿を見せてもいい」って覚悟したから、よけい感じるようになったのかもしれません。
 そんなある日、彼から「今晩はセックスオリンピックだ。肉体の限界に挑戦するぞ」って言われました。
 なんとこの日のために、ネットでオ○ンチンに塗る麻酔薬を手に入れていました。それを塗ると、感覚が麻痺するので早漏ぎみの欠点を克服でき、長い時間できるわけです。
 どんなエッチをしてくれるかと期待していると、まずはディープなキスで膣口をしっとり濡らした後、クチュッと音を立て、正常位で優しく入ってきました。
 私の高まりとともに少しずつ腰の動きが速くなり、「ああっ、イク〜ッ」と悶えながら、快楽の頂点を迎えます。
 普段なら、彼も少し遅れて射精するんですが、「まだまだ、今晩は眠らせないからな」と次はバックへ体位換えします。
 すごく深く刺さり、一番奥を突かれたとき、「うぉ〜っ」と牛みたいな恥ずかしい声を出しながら半分意識を失いました。
 「もう、許して、休ませて」
 「ダメ、おまえの限界が見たいんだ」
 意識がもうろうとして目の焦点も合わないまま、上に乗せられ、今度はいつもより数段硬いペニスが下から突き上げてきます。
 「あ〜っ、何か出るぅ」
 信じられないことに、シャワーのように潮吹きしながら、彼のお腹をビショビショにして…。
 汗、涙、鼻水、オシッコ、潮、おなら、愛液、ヨダレなど、恥ずかしいけどウンチ以外のすべてを漏らしていたんです。
 数えただけで25回イッたら、やっと麻酔が切れて彼は射精できました。
 彼ばかりに我慢させてかわいそうだったけど、気持ちいいから毎週やってもらいたいです。
0142本当にあった怖い名無し
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2018/08/12(日) 00:33:09.06ID:Ma4MZQOB0
車には人影は無く車外に残置物が散乱し、よく見るとシートやフロントガラスに血痕とおぼしき赤黒いシミがあちこちにあった。警察の捜査の跡かカラーテープで何やら目印の様な物もある。

亡くなったんだな。運転手の奴が呟く方に目を向けると雨に打たれ何かに荒らされた様な花束や飲み物、食べ物らしき残骸が起こった事故の悲惨さを伝える様に散らばっている。線香を立てた跡の様な物もあったが灰が少し残っているだけだった。

その前に皆が集まって手を合わせた。とにかく冥福をとしか思えなかったのを覚えている。かわいそうとか悲しいとか他人事のような事ではなく、さっきまで自分達が同じ危機に晒された記憶からなのか、とにかく迷わずとしかねがえなかった。

黙り込む一同の中で先頭の奴が口を開く。
お前らさぁ、俺達も人に言えた義理じゃないがこんなとこに来て事故起こして他人を呼ぶんじゃねぇよ。ちゃんと供養してもらうように言っとくからもうすんじゃねえぞ。
0143本当にあった怖い名無し
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2018/08/12(日) 00:46:54.96ID:Ma4MZQOB0
事故を起こし亡くなった人達がどんな状況でこうなったかは解らないが先頭の奴の言葉は自分達に向けて吐かれた様に聞こえた。ジワジワと鳴く蝉の声がようやくはっきりと聞こえた気がした。いつやったんだろ?懐中電灯の奴が落ちてた新聞の切れ端を拾い上げる。

目を閉じて少し下を向いた霊感野郎が、つい最近ほんの数週間前なんだろうけど…と言葉を止めた。ん?その態度に妙な違和感を感じたが日が傾き始めるのを感じた運転手の奴が、おい帰ろう、と皆を促したので車に向かう事にした。

まだ乾かない服のまま乗り込んだ車のエアコンのせいで酷く寒気が襲ってくる感覚がした。誰も何も話さないまま日の傾いた山道を下り山間を縫う様な淋しい道路を町へと走り抜けていく。
0144本当にあった怖い名無し
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2018/08/12(日) 01:33:44.56ID:Ma4MZQOB0
三々五々に帰宅して後日また集合する約束をして解散となった。帰ってシャワーを浴びて着替えた時に背中の手形の事を忘れたいたが母親が、あんたまた手形があるけど外で何してきたの?と言う。見え辛いが鏡で背中を見ると真ん中辺りにひとつだけ赤い手形があった。

俺は手形の事も気になったが何のリスクも無く終る話じゃないと諦めもあった。それより事故を起こした車が放置されていた事、最近起こしたばかりの事故で亡くなった人も出たようなのに供え物が荒れたままだった事も気になっていた。

その夜は誰からも何の連絡も無く更けていった。また闇に落ちる様に眠りについた。翌日は仕事だったので何かを考えて夜更かしする事も憚られた。
0145本当にあった怖い名無し
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2018/08/12(日) 01:46:24.74ID:Ma4MZQOB0
何か引っ掛かる気持ちはあったがさして何という変化も無く目覚めて洗面の際に背中を確認したが手形は薄れ殆んど見えなくなっているのに少し安堵していた。とにかく忘れて仕事に集中しようと心がけた。特に何語とも無く週末になった。

土曜の夕方、帰宅する途中でいつもの集合場所である喫茶店に立ち寄った。そこには霊感野郎以外の四人が顔を揃えて俺を待っていた。来ると思ってた。先頭の奴の声がいつもの軽さを取り戻しているのに安心した。

まだ学生の3人、運転手の奴は俺と同じく仕事をしていたがやはり帰りに気になって立ち寄ったらしい。週末だし来ると思って。こちらも普段の様子に戻っているようだった。あの日の話だろ?俺の問いかけに皆が小さく頷く。
0146本当にあった怖い名無し
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2018/08/12(日) 11:04:00.39ID:Ma4MZQOB0
まず口を開いたのは懐中電灯の奴だった。
あの夜の翌日にこの喫茶店で聞いた通りの話だったが一部思い出した事があると言う。意識が飛んで少ししてからだと思うが頭の中で誰かが、掘り出してくれ、と言ってきて掘っていたのだと言った。男の声だという以外は覚えてはいないらしい。

続いて懐中電灯無しの奴が言うには、歪んだ空間が覆い被さって来るところまでは同じだがすぐには意識は飛ばなかった。懐中電灯の奴が倒れるのを支えてトンネルの出口まで運んだのはこいつだった。とにかく危ないと感じたから。

その後、先頭の奴を探して歩き出した時に車のヘッドライトが見えた瞬間に意識がスッと薄れてしまったらしい。ヘッドライトの中に先頭の奴の姿らしきものが見えたがそれを確認する前に意識が薄れて誰が立っていたかまでは解らなかったと言う。
0148本当にあった怖い名無し
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2018/08/12(日) 14:57:25.05ID:gXCPGv+y0
あれは私が18歳の頃地元でも有名な心霊スポットへ行った時のことでした
当時私は同じ学年の男子と付き合っており、その他のカップル達とグループ交際をしていました

3組のカップル、計6人で山の中にある古いトンネルに向かいました
トンネルの前にあるスペースに車を止め、静かに中へ

中は驚くほど静かでした、私はあまりにも恐かったので彼の腕にしがみ付き眼を閉じていました
私たちの前では他のカップル(仮にAとBとします)
A「やだ〜B、恐いよー」
B「大丈夫だって、いざって時は俺が守ってやるから・・・」
A「B・・・私Bがいれば恐くない!」
などとバカップル振りを発揮し、ずっとイチャイチャしていました
A「んーBがキスしてくれれば恐くなくなるかも・・・」
B「えーしょうがねーなー・・・」
Bがキスしようとしたその時
「オエエェェェ!!」
誰かが吐くような声が聞こえて来ました
みんながシン・・・としていると今度は明らかに私たちの後ろから
「ッチ!」
と舌打ちする音が聞こえてきたのです。
私たちはすっかりパニックになってしまい急いで車に飛び乗り家に帰りました

その後霊感の強い知り合いに話を聞くと
「あそこは危ない、特に女性を連れてるとその人は大体不幸な目にあうから『雌殺しトンネル』って呼ばれてるんだ」
と教えてくれました。
幸い私たちは全員男だったので事無きを得ましたが、もし私が女性だったら・・・と今でも鳥肌が立ちます。
0149本当にあった怖い名無し
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2018/08/12(日) 18:54:26.82ID:Ma4MZQOB0
一番気がかりだった先頭の奴は真剣な顔で黙って聞いていた。
俺さあ。先頭の奴は複雑な表情をしている。誰も信じてくれないだろうしこの話はお前らにするのが最後だと思う。と話し始めた。

先頭の奴の話では、
クラクションの音の後にトンネルの入り口側から強い風が来てそ目眩がしたようになった。気付いたらトンネルの外で車を見ていた。

事故を起こし川に転落した自分のとおぼしき車の運転席から自分じゃない誰かが血塗れで這い出して川で力尽きて倒れるのを見た。

助けなきゃと思った時、倒れていた男が自分の横で血塗れのまま立っていて腕を掴まれトンネルに引き込まれた。

そしてあの看板の所に立っているのを俺達が見つけた時には何故か楽しくてハイな気分になり笑いが止まらなかったのだと言う。
0150本当にあった怖い名無し
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2018/08/12(日) 19:03:00.23ID:Ma4MZQOB0
それぞれが後日に体験した話は長くなるので割愛するが、3人共に同じ様な夢や幻覚に近いものを見たと言う。はっきりとあの夜のあの場所なのだが、メンバーはまるで知らない奴だった。

内容としては肝試しにトンネルに行こうとなって徒歩ではなく車で四人が入って行った。途中で車を止めてライトを消し暫くすると屋根やボディをバンバンと叩く音が無数にする。

怖くなって車を走らせると出口が見えそのまま進むと運転手だけが先頭の奴に変わっていた。S字に曲がった先に道が無くそのまま車は闇の中に落ちてゆき目が覚めた。
0151本当にあった怖い名無し
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2018/08/12(日) 19:57:29.64ID:Ma4MZQOB0
宵闇の向こうに微かに残った夕日が射す古びた喫茶店の片隅でだいの男5人が肩をすくめ震え上がった。ガタガタと建て付けの悪いドアが開いて霊感野郎が入ってきた。

お前の家に電話したらまだ帰ってないって言うからここかなって。
今しがた聞いた話をかいつまんで霊感野郎にすると、一度母さんに見てもらって気休めでもお祓いしようよ、と言った。来週の日曜日昼に霊感野郎の家に集合として解散した。

霊感野郎を車に乗せて送る事になり、他の5人はそれぞれに帰って行った。
帰りの車で霊感野郎はすでにあらましの話を母親にしていてすでに母親が動いてると教えてくれた。
0152本当にあった怖い名無し
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2018/08/12(日) 20:07:33.49ID:Ma4MZQOB0
霊感野郎の母親の話も複雑なので簡単に言うと、霊能力者と言ってもただ霊視するとかじゃなく因縁の起源を調べて供養するといったタイプの人だ。

程なく週末となり1週間ぶりに皆で顔を合わせて霊感野郎の家に集合した。
とにかく上がって祈祷所にと母親に言われるまま祈祷所に入り5人で並んで座り何やらの祈祷を1時間ほど受けて特に何も起こらず無事に終わった。

良かったね本格的に入られたりしてなくて。母霊感が祈祷後の居間で飲み物を出してくれた。そしてこの数日で調べて解った事を俺達に話してくれた。まだ真夏なのにエアコンも無い居間の空気はどこかひんやりしていた。
0153本当にあった怖い名無し
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2018/08/12(日) 20:24:42.97ID:Ma4MZQOB0
母親霊感はあの旧道と新道の事、そしてそこで起こった事、俺達が見た目物の事を調べてくれていた。今の様にネットで何でも解る時代じゃなかった。特別なコネや人脈が彼女の本当の能力かも知れない。

まず俺達が見たのはあの夜のひと月前に起こった事故の残骸だった。若い男性四人が肝試しでトンネルに向かいスピードを出して山道を走り数日前の豪雨で崩れた道に気付かずに転落していた。

乗っていた人間のうち運転手の男性が車外に放り出され谷川に顔面から落ちて結果的に溺死している。残りの3人は重軽傷を負ったが命に別状無く助かっていた。運転手も水に落ちてなければ助かっていたと思われる。
0154本当にあった怖い名無し
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2018/08/12(日) 21:00:00.11ID:Ma4MZQOB0
普通なら事故の検分が終ればすぐに車は撤去されるのだが、亡くなった運転手の家族が引き取りたくないと言い撤去費用の出所が無く放置されている。
でもそれは表向きの理由で、実際は検分終了の翌日に撤去の車が向かったが原因不明のトラブルで引き返していた。

何が起こったのかは詳しくは教えてもらえなかったがレッカー業者二人が会社を辞めると言い出したらしいとだけ解ったらしい。それ以来どこの業者も手出しが出来ず母親霊感が依頼を受ける事態になっていた。

俺達が行ったあの夜も他に誰も来ていなかったが、事故以来あのトンネルを訪れた者も殆んど居なかったようで昼間に供養に行く者さえ尻込みしていたせいで荒れた供物のままだった様だ。
0155本当にあった怖い名無し
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2018/08/12(日) 21:59:13.62ID:Ma4MZQOB0
ひょっとして俺らは呼ばれた?母親霊感に聞いてみると軽く、それは違うわね、あしらわれた。全ては偶然だけど幾つか重なる事で必然に見えるんだと言われた。
たまたま同じ青いワゴン車で行ったから相手が自分の死んだ事を受け入れられないまま混乱して連れて行ったとはかんがえられるけどねと素っ気ない。

またあの旧道では何件かの事件が起こっていたのは事実上でかなり昔から肝試しの場所として有名だったようだ。確かに俺達も親に教えられて行ったのだし親の若い頃から知られていたのだ。

事の起こりを母親霊感は調べていた。
1977年7月、あの新道が出来て間も無い頃にはまだ旧道のトンネルは使用されていた。明け方に旧道を使って出勤途中の男性がトンネル入り口(俺達の進行方向出口)付近で変死体を発見。

新聞には詳細が無かったが全裸の男性が倒れていたとだけ書かれていた。そこは紛れもなく懐中電灯の奴が掘っていた場所でもあった。
0156本当にあった怖い名無し
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2018/08/12(日) 22:45:08.65ID:Ma4MZQOB0
遡ること10年。1967年7月、トンネル内で殺人事件と思われる死体遺棄事案発生。旧道の奥にまだ民家と畑があり72才の農家の男性が首を釜の様な物で切断された状態でトンネル内に放置されていた。

身元は家族の証言で朝家を出た姿のままだったのですぐに確認された。何故服装での確認だったのか。切断された首が見つかっていなかったからだ。
警察の懸命の捜索にも関わらず首は見つからないまま、凶器も犯人も解らないまま捜査は打ち切られた。ただ、死体には抵抗や争った跡が無かった事で事件か事故かも不明だった。

話は戻って1977年の変死体で発見された男性の供養に2年後に訪れた知人が偶然にも供物を供えた場所で人の頭蓋骨と思われる物を発見した。

警察の捜査の結果、頭蓋骨と一緒に錆びて朽ちた釜が発見され12年前の事件の被害者の首と凶器と思われ引き続き殺人死体遺棄事件として捜査を再開したと新聞にあった。
0157本当にあった怖い名無し
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2018/08/13(月) 00:15:05.11ID:DvSEiteZ0
10年周期で妙な事件が起こる事が気になり更に遡って調べると事件自体は特に起こってはいなかった。ただ、新道が出来る時に集落がひとつ移動されて無くなっていた。

その集落には名前の起源となる塚があり10年に一度だけ祭りが行われていた。十年塚と呼ばれ何を祀っていつが起源かさえ解らなかった。ただ、新道が作られる為に土地の接収が始まったのが1958年。最後の祭りの翌年だった。

それから続けて奇妙な事件が10年サイクルで起こり、旧道が封鎖されて尚まだこうした事件や事故が起こってしまっている。因果関係については母親霊感にもそこまで古いと調べ用が無いという。
0158本当にあった怖い名無し
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2018/08/13(月) 00:25:34.66ID:DvSEiteZ0
塚は少し離れた集落に元の住民が移動して今も規模は小さくなったが10年に一度の祭りを行っていると言う。興味があるなら行って軽率な事をしたのを詫びてくるといいと言われた。

ともかくもうあそこには近付かないようにね。帰り際に母親霊感にそう言われるまでもなく俺達は二度と行くまいと思い知らされていた。

しかし、塚の存在を知り詫びてくるといいと言われたのが気になって皆でその集落に行って何か供えて謝ってこようという話になった。

数週間後の日曜日にまた6人で車2台に分乗して集落のある峠の向こうへと向かった。細かい場所は聞いてなかったので村に入ったら誰かに聞こうとなり山間の道を進む。
0159本当にあった怖い名無し
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2018/08/13(月) 00:37:01.33ID:DvSEiteZ0
朝から出かけて日が高くなるのを感じながら行くと、あの旧道に通じる道には立派なバリケードが立ち大きく赤で立ち入り禁止と書かれていた。同乗していた誰もがそれを黙って見ていた。

旧道の出口もその数百メートルの所に白く場違いな姿でコンクリートの壁がありそれと解る形で確認出来た。この距離を猛スピードで走っていたら車はどうなったかすぐに知れた。

集落に入るとすぐに道の先に社の様なものが見えてきて、あそこかな?と車を止めて後ろの車の運転手と話して立ち寄る事にした。近付くと白木の鳥居と社の様なものがはっきりと見えた。
0160本当にあった怖い名無し
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2018/08/13(月) 00:46:27.82ID:DvSEiteZ0
すぐ前まで行くと開けた駐車スペースもあり定期的に地域の何かしら行事や祭りが行われているようだった。向かえにある商店で話を聞くことにした。駄菓子屋と言うか雑貨屋のようだ。

店のおじさんに塚の話を聞くと、ここにあるよ奥の方にね、と教えてくれた。駐車スペースも勝手に停めていいとの事で飲み物を買って持参した花などを携えて社の奥に向かった。

小さな社務所兼住居があり塚の話をして場所を教えてもらうと、私も一緒に行きましょう、宮司さんが同行してくれた。少し歩くと言われたので起こった事を少し話した。
0162本当にあった怖い名無し
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2018/08/13(月) 00:56:32.20ID:DvSEiteZ0
そんな事がねえ、祟りだとかは私はあまり信じないけど。宮司さんはどこか訝しげに俺達を見て歩き続ける。
ここです、言われて立ち止まると苔むした石の塚が目の前に出てきた。笠を被った様な形の石碑だった。

大きさは台座も含めて2メートルにも満たない程度。注連縄がされて常に誰かしらが手入れしてある様だった。花や供え物をして、合掌する宮司さんにならって皆も合掌して軽率な行動を謝罪した。

塚って聞いてたのでもっと大きい物かと、と言うと、上に出てるのはこれだけですが下にはまだ石の箱みたいなのが埋まってるんですよ、中身は誰も開けてないですがね、と教えてくれた。一見して何処にでも有りそうな感じだった。
0163本当にあった怖い名無し
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2018/08/13(月) 01:09:50.13ID:DvSEiteZ0
さて帰ろうとなってもう一度塚に頭を下げて向き直ると石碑には細かな文字が書かれているのだが中央辺りにレリーフの様に何かが掘られているのが見えた。下に書かれた文字を隠さないようにされているのだろう。

何と書かれているのか気になって宮司さんに聞いてみた。あまり見かけない様に思えて聞くと、書かれているのは未です、ここのはね。ここのは?つまり未は干支の未で他の干支のもあると?の問いには、そうです。と答が。

妙な引っ掛かりは残ったが帰路につき母親霊感に報告に行った。未の話をするとそれは初耳だと言っていた。ともあれこれで一段落と、二度とそういう場所には行かないと口々にいつもの喫茶店で話して解散した。
0164本当にあった怖い名無し
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2018/08/13(月) 01:17:27.23ID:DvSEiteZ0
それからひと月程、仕事も忙しく皆と会う機会も少なくなって6人で揃う事は無くなっていた。そんなある日、運転手の奴から電話があった。先頭の奴が事故を起こして入院しているという。

慌てて病院に向かうと包帯や絆創膏だらけの先頭の奴がベッドの上で座っていた。車はすでに廃車にして新しく車を買う事もしなかったのでてっきり歩行中か自転車に乗ってる時に遭ったのかと思った。

しかし彼が運転していての事故だと聴かされた。バカンスだよな俺は、どうした?と聞くと、もう行かないと言ってたのにまた肝試しに行ったんだ。まさかあそこに?と言うと、いや違うとこ。学校の友人に誘われて運転手で行ったのだ。
0165本当にあった怖い名無し
垢版 |
2018/08/13(月) 01:26:26.08ID:DvSEiteZ0
そこで特に険しい訳でもない山道を走っていてハンドルを取られて川に落ちたらしい。幸いにして命を落とした者は居らず自分が一番の怪我人だと言う。とりあえず怪我で済んで良かったよと声をかけて帰宅した。

他のメンバーからも連絡が来て、バカが何でまた行くかな、などと話していた。霊感野郎からも電話が来て話していると、あいつはまた行くかも、と言う。なぜ?と聞くと母親霊感が、先頭の奴は別の因縁があるかも、と言ったのだと。

怪我も治って退院した先頭の奴に母親霊感に会いに行けと勧めたが聞く耳を持たないまま皆が就職したりする中で会う機会も無くなってしまっていた。
それから数年が経ったある日、唯一連絡を取り合ってた霊感野郎から電話があった。
0166本当にあった怖い名無し
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2018/08/13(月) 01:40:54.68ID:DvSEiteZ0
先頭の奴が亡くなった。地元を離れていた俺は慌てて車で実家に戻り先頭の奴の家へと向かった。中でご両親と会い他のメンバーとも会えた。一体何があったんだ?地元を離れていた奴が殆んどで事情を知っていたのは霊感野郎だけだった。

懐かしい喫茶店に集まり霊感野郎に話を聞くと、彼の懸念が当たったのだと言う。先頭の奴は隣町の会社に就職して地元を離れ独り暮らしをしていた。
ある夜、同僚との飲み会であの夜の話をしたらしい。それに皆が興味を持った。

翌週、つまり一昨日の夜に車で町から少し離れた場所にある怖いと噂の籔に行き、帰りの道で信号無視のトラックを避けるために突っ込んだ籔の中で何かに激突して肺と心臓を圧迫されて亡くなったと。
0167本当にあった怖い名無し
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2018/08/13(月) 07:59:14.01ID:DvSEiteZ0
誰もが無言で話を聞いていた。そう言えばあの夜にあのトンネルへ行こうと言い出したのあいつだったよな。懐中電灯の奴が声を漏らした。確かにそうだった。先頭の奴に誘われて俺達は集まって車に分乗して行ったのだ。

やっぱり何かの因縁があったのかも。霊感野郎は救えなかった事をすまなさそうに話すが誰も責める者は居なかった。あいつが勝手にした事だよ、と誰かの言葉に小さく頷いた。念のため皆で母親霊感の所へ行く事になった。

小一時間の祈祷を済ませて母親霊感は言う、あの時は彼に向かって言ったんだけどねえ、残念そうに話した。あなた達は行かないだろうと思ってたから。予め決まった事の様に言われた言葉は重かった。
0168本当にあった怖い名無し
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2018/08/13(月) 10:00:56.26ID:2GEnnDSS0
後日、皆で事故に行ってやりたいと言うと、そういう目的なら大丈夫、と言われまた週末に集まる約束をした。季節が真夏から秋に変わりかけて日が落ちるのが早くなり外はすっかり暗くなっていた。

次の日曜日の朝に霊感野郎の家に集まり事故現場がある隣町の外れまで3時間ほどを走り昼少し前に着いた。出来るだけ午前中にと言われていたので何とか間に合った感じだ。

緩やかな山間の道を少し行くと川沿いに出た。道幅は町中と変わり無く対抗で楽に擦れ違えるくらい。件の籔は住宅地に続く交差点の片隅にあり、事故現場はその交差点だった。
0169本当にあった怖い名無し
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2018/08/13(月) 10:16:09.20ID:2GEnnDSS0
明らかに最近出来た事故の痕跡が目の前に広がった。かなりのスピードで交差点を曲がろうとしたのかタイヤ痕が長く続く。激しく当たった縁石は割れその先に花や供物が見えた。少し離れた場所に車を停めて現場に向かう。

昨夜に降った雨のせいか飲み物の缶や供えられた花に土が飛び散っている。持ち寄った供え物を置いて皆で手を合わせて冥福を祈った。日差しはまだ暑く頭上に降り注ぐ。

誰も何も言わない。ただ手を合わせて祈る事しか出来ない感じだった。腹減ったし帰ろうか。運転手の奴がようやく口を開いた。そうだな、努めて明るく言うと、また来るからな、と立ち上がると衝突したと思われる場所が見えた。
0170本当にあった怖い名無し
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2018/08/13(月) 10:56:15.33ID:2GEnnDSS0
道路から車2台分ほど奥にタイヤの轍が止まっている部分が土に残っている。
ここかぁ、見るとはなく見ると土くれの斜面と見えた所に石を砕いた様な白い痕跡が見える。何だろ?単に大きめの石でも当たったのか。

なに?俺が覗き込むので皆が集まってきた。土の塊だと思ったがそこだけ盛り上がって不自然だった。ヤバいよそこ、霊感野郎が小さく言うが足はそこに向いて歩き始めていた。何とも言えない衝動が背中を押した。

近付くにつれてあの夜の感覚に似た感じになり他に何も考えられなくなる。楽しいとかハイとかは無いがそこしか見えない感じに入っていく。真横まで来ていた皆も同じ様な目で歩く。
0171本当にあった怖い名無し
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2018/08/13(月) 11:06:26.66ID:2GEnnDSS0
土は昨夜の雨でぬかるみ柔らかく服や靴や手にまとわり付く感じがする。そんな事も気にする事も無くそこにたどり着くと土を掻き分けてそれが何なのかを確かめるべく手近な枝や素手で掘り始めた。

ガリガリと音を立てながらそれが姿を現すまで掘り進むと妙な形をしている事に気付いた。何だろ?ここにきて何故か憑き物が離れた様に皆が掘る事を止めてそれを見詰めた。これって。

それまで何も考えずと言うより考えられずに掘り進んできたが正気に戻ってしまった今となっては衣服の汚れや手の汚れが気になるのと同時に、目の前のそれに対する恐怖心が沸き上がる。
0172本当にあった怖い名無し
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2018/08/13(月) 11:16:51.39ID:2GEnnDSS0
掘り出したそれに被る土を払いながら霊感野郎が呟く。見覚えあるよね。確かにそれは見覚えがあり懐かしい気さえした。地面から1メートル程の場所にあるので解らなかったがそれは確かに石で出来た笠の様な形をしていた。

懐中電灯ありと無しの二人は混乱し後退りする。運転手の奴はヘタり込んでしまった。俺と霊感野郎は呆然とそれを見詰めてそれが何かを理解した。

十年塚。

あの時見た塚の石碑の上にあった石の笠がそこにあった。混乱した二人はそれがあの石碑だと思ったようだ。運転手の奴は何が起きているのか理解出来ないでいた。俺はあの時の宮司さんの言葉を思い出していた。

ここのはね。
0173本当にあった怖い名無し
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2018/08/13(月) 11:25:31.56ID:2GEnnDSS0
言い知れない恐怖が手を震わせた。それに気付いた霊感野郎が近寄ってきて、怖いけど確かめなきゃ帰れない。とまた石碑を掘り始めた。それは俺も同じだった。このまま帰ればいつかまた繰り返すかも知れないと感じた。

俺達の会話を聞いた他の3人も気を取り直して掘り始める。通り掛かりの地元のおじさんが、何かあるですか?と聞いてきた。何かの石碑が、運転手の奴がとだけ答えると、そんなのありました?とおじさんが不思議そうに覗きにきた。
0174本当にあった怖い名無し
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2018/08/13(月) 12:13:25.50ID:STeldGzz0
俺達が掘る手元にある石の笠を見て、こんなの聞いた事が無い、と驚いたようで、ここは親戚の土地だからちょっと待って、と言って自転車でどこかに消えてしまった。よく考えると他人の土地を勝手に掘っていたのだ。

車に戻り汚れた手を近くの川で洗い飲み物を取って黙ったまましゃがみ込んだ。おじさんを待つと言うよりどうしていいか解らずに時間を過ごしていた。30分ほどして軽トラが1台近付いてきた。さっきのおじさんだった。

あんたら待たせてゴメンね。
親切そうなおじさんの声に拍子抜けしたように皆が少し笑顔になった。助手席には年配の女性、荷台にやや若い男性が乗っていた。こんなとこに何があるんね、若い方の男性が不思議そうに言いながら荷台を降りてきた。
0175本当にあった怖い名無し
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2018/08/13(月) 13:17:33.50ID:DvSEiteZ0
手にはスコップと鍬を携えている。何かの石碑があるんや、おじさんが指差しながら歩いてきた。年配の女性が、こんなとこにそんなもん有るなんて聞いた事が無いわ、訝しげに答えながらやってくる。

ガサガサと皆で籔を分け入ると木漏れ日の中に笠の様な石が土饅頭の上に乗っかってるように見える。あらぁ、おばさんが声を上げた。僕ら見覚えがあるんです、その言葉におばさんが反応して、いったい何ね?と振り返る。

僕らが知ってるのは塚なんです。この下には塚があったんです。俺の言葉におじさんがおばさんに向かって、そんなの聞いた事あるか?と言うが首を傾げるばかりだった。とにかく掘り出してみよう手にしたスコップと鍬で土を掘る。
0176本当にあった怖い名無し
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2018/08/13(月) 13:37:27.52ID:rKGbKtfI0
俺達も何かしら貸してもらって手伝うとすぐに全体が見えてきた。やっぱり、それは俺達の知る十年塚と同じ物だった。形もほぼ一緒で何やら文字が刻まれていた。塚ならえらいこっちゃ、奉ってやらんと祟るぞ。おばさんが石碑に手を合わせて言う。
さっきまで黙っていたやや若い男性が口を開いた。

俺は郷土史の先生に聞いた事がある。この村のどこかに「XXづか」と呼ばれる塚があって十年に一度の祭りをやってたと。もう70年以上前に戦争もあって途絶えたんだと。こんなとこだったとは。

やはり同じ物か、その祭りの周期も同じで形状も同じなら間違いは無いだろうが呼び名だけは違っていた。ほうそうかい、と驚くおじさんおばさんを横目に俺達は凍り付いた様に動けなかった。
0177本当にあった怖い名無し
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2018/08/13(月) 15:08:53.71ID:rKGbKtfI0
バケツに川で水を汲んで藁で表面を洗い流すと文字がはっきりと浮かび上がった。俺はあの未と同じものを探して少し下がって石碑を見てみた。そこにはやはりレリーフの様な文字が浮かび上がる。



違う。あの十年塚とは違う文字。やっぱりこの文字は干支を現していて全部で十二支分存在するのか。そして巳の石碑に衝突して亡くなった先頭の奴にどう関わるのか。確かに俺と先頭の奴は同い年で共に巳年の生まれだった。

それ以外に何かの意味があるのか、それが全ての因縁なのかは俺には解らない。休憩しておじさんおばさんに少しここまでの話をした。そして事故で亡くなったのは俺達の親友である事も話し、籔を荒らした事を謝っておいた。石碑をある程度掘り出して俺達は帰った。
0178本当にあった怖い名無し
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2018/08/13(月) 15:24:49.39ID:rKGbKtfI0
帰り際におばさんが、必ずちゃんと供養するからね、と声をかけてくれた。
日が傾いた帰り道の途中、長い運転や現場での事もあり休憩を取った。国道沿いのドライブインの様な所で食事をしたが誰も話そうとはしない。

行こうか、と俺が立ち上がると、もう一度だけ母親霊感のとこに行かないか?と運転手の奴が言う。皆で話しておいてもいいかも、霊感野郎もそう言うので帰りに母親霊感に今日の事を話しに行った。

塚の事、巳の字の事、土地の持ち主でさえ知らなかった事などを話すと、だから言ったでしょ?全ては偶然が重なって必然になるの。よく意味が解らなかったので、今日の事がどう関係あるんです?と聞き返した。

あなたが塚を見つけなければただの事故だったのに偶然にも塚を見付けてこの話は塚繋がりの必然になったの。事故の原因もよく解ってないようだけど特に変わった事でも無かったようよ?
そこまで深刻に考える事もないわよ。
0179本当にあった怖い名無し
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2018/08/13(月) 15:36:26.33ID:rKGbKtfI0
そうは言われても考えてしまうと言うと、

あまりに気にし過ぎる事で無い事まである様に思いこんで全てをそれが原因と考えて行動したり思考したりすると全てそうなるように動く。良くも悪くもね。何でも因縁だ霊だと言わない、考えないでね。

確かにその通りかも。俺達は肝試しでの恐怖体験から予測出来ない数々の体験をして混乱し思い込み過ぎたのかも知れない。この数年の間、心のどこかにずっと引っ掛かり続けた事だが先頭の奴の死まで特に何も無かったのだし。

今日のところはもう一度祈祷しておくから、もう考え込まないことね。たまにはお仏壇に手を合わせに行って会っておあげなさい。それで十分よ。
そう言って笑いかける母親霊感。

少し心のつかえが落ちた気分がしてほっとしたら体の力が抜けた様に足を崩した。皆もどことなく安心したように顔を見合わせていた。
0180本当にあった怖い名無し
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2018/08/13(月) 15:55:06.26ID:rKGbKtfI0
ただね、
緩んだ空気を打ち消す様に母親霊感は言った。
一度入った輪の中から抜け出すのは容易ではないのよ、だからくれぐれもあなた達は今後気を付けて生きて行きなさい。別に特別な事じゃないから、そういう事には関わらなければいいだけよ。息を飲んで皆で頷いた。

それから30年の月日が流れた。今は昔の物語。トンネルは今もそこにあり、旧トンネルは完全に封鎖と言うより封印されてる。移動された塚の祭りは毎年の年中行事となった。事故現場で発見された塚は籔を切り開いて社になっている。


1989年8月先頭の奴
1996年6月懐中電灯の奴
2006年7月運転手の奴
そして2018年8月懐中電灯無しの奴

心霊スポットとか言って行くのはいいが、起因も解らない呪いや祟りのループってずっと後になって来たりするから気を付けてな。
0181本当にあった怖い名無し
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2018/08/13(月) 18:01:32.45ID:klQGPwlA0
承知!
0183本当にあった怖い名無し
垢版 |
2018/08/13(月) 21:16:39.26ID:WCQ/2oUH0
文書がちゃんとしていればそこそこのヒット作になったかもな
でもまぁ、やや古めの手法
0185本当にあった怖い名無し
垢版 |
2018/08/13(月) 22:53:09.51ID:wQoiQR6z0
設定的に時代遅れ感が否めないな
0186本当にあった怖い名無し
垢版 |
2018/08/14(火) 00:09:22.93ID:zKp/0PyZ0
残りの10の塚の封印を解く壮大な冒険が始まるんじゃないのかよ
0187本当にあった怖い名無し
垢版 |
2018/08/14(火) 00:18:49.53ID:z8mDHoKz0
>>185
元の話から30年。携帯スマホで世の中激変したからな。

>>186
半分実話で半分は色々特定されてしまうんでフェイクってか他の話しを混ぜた。完全創作なら書けるかもな。
0188本当にあった怖い名無し
垢版 |
2018/08/14(火) 00:39:41.85ID:njmWzcFL0
それぞれ亡くなった友人たちの死因は何なの?
0190砂漠 ◆nMSxJ8uKuU
垢版 |
2018/08/14(火) 04:03:07.62ID:v7v7uFK70
砂漠死ね
0192本当にあった怖い名無し
垢版 |
2018/08/14(火) 10:22:20.50ID:cTeTxgd30
読んでないけど塚の祟りで4人死んで祭りになったってこと?
0195本当にあった怖い名無し
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2018/08/14(火) 22:21:37.78ID:T/En4Cag0
>>194
生き残るために何かしたの?
0196本当にあった怖い名無し
垢版 |
2018/08/15(水) 06:08:41.18ID:iyaKeY490
>>195
別になんも。ただ、心霊スポットとか言われる場所には行ってない。たまたま生きてるだけでこれも偶然だと言われた。
0197本当にあった怖い名無し
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2018/08/15(水) 10:11:06.52ID:Q6H2hRD30
コナン「ねえ。この人、本当に非童貞なのかなぁ?」
俺「……っ!」
蘭「ちょ、ちょっとコナンくんっ! 何を言い出すの!?」
コナン「ねえ俺さん。本当は童貞なんじゃない?」
蘭「もう、そんなわけないでしょう? 俺さんはもう24歳なんだから、童貞なわけないじゃない」
蘭「ごめんなさい。コナンくんが失礼なことを聞いてしまって……」
俺「いえ、気にしてませんから。アハハ」
小五郎「ったく。坊さんじゃあるめえし、成人した童貞がいるわけねえだろうが」
俺「想像力がたくましいですね」
蘭「はい、好奇心も旺盛で……。コナンくん、変なこと言っちゃダメでしょう?」
コナン「えへへ。ごめんなさーい」
0198本当にあった怖い名無し
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2018/08/15(水) 10:11:24.83ID:Q6H2hRD30
コナン(いや、奴は間違いなく童貞だ……。こうなったら、おっちゃんたちにヒントを与えて気づかせるしかねーか)
コナン「よっと……あれれぇ〜? おかしいぞぉ〜?」
小五郎「なんだ?」
コナン「見てよ! 俺さんの頭頂部! 髪の毛が薄くなってるでしょ?」
俺「……!!!」
蘭「た、たしかに……」
コナン「頭頂部が薄くなってる人が、女の人とセックスできるのかなぁ」
目暮「俺さん。これはいったい、どういうことですかな?」
高木「もしかして……俺さんは童貞なんじゃ……?」
俺「そ、そんなわけないでしょう! ねえボク、どうして髪の毛が薄いと女の人とセ●クスできないことになるんだい?」
コナン「だって、ハゲはかっこわるいもの!」
俺「ハゲじゃないよ。まだ髪の毛はあるじゃないか」
目暮「その薄毛を見る限り、『ハゲ』と呼ばれるようになるまで、あまり猶予は無いように思えますが」
俺「……!」
蘭「たしかに髪の毛が少ない人にはときめかないって、クラスのみんなが言ってたような……」
コナン「でしょー?」
目暮「蘭くん! それは本当かね!」
蘭「はい……好みはあると思いますけど、ハゲが好きだって人には会ったことないです」
小五郎「おいアンタ。本当に非童貞なんだろうな」
0199本当にあった怖い名無し
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2018/08/15(水) 10:11:44.24ID:Q6H2hRD30
俺「あ、あたりまえでしょう! この歳で童貞だなんて、考えただけでゾッとします」
コナン(まだ認めねえか……よーし……)
コナン「あと、さっきから気になってたんだけど……俺さん、ちょっと太り過ぎなんじゃない?」
俺「ぐっ……!」
高木「た、たしかに……」
目暮「失礼ですが、あなたの体重を教えていただけませんか?」
俺「……答える義務がありますか?」
高木「教えていただけないんですか?」
俺「プライバシーでしょう。答えたくありません」
コナン「俺さんの身長って170cmくらいあるよね。平均的なウエストサイズは80cmぐらいだと思うけど……」
コナン「そのお腹周り、どう見ても80以上あるんじゃない?」
俺「……」
コナン「ねえ、蘭姉ちゃん。太ってる男の人ってでどうかなぁ。セックスしたいと思う?」
蘭「そ、それは…………ごめんなさい」
小五郎「どうも怪しくなってきたな」
目暮「俺さん。一度署まで来ていただいて、詳しい話はそこで――」
俺「ま、待ってください! 世の中にはいろんな性癖の人がいるでしょう。こんなデブが好きな人だっている!」
高木「たしかに、そういうマニアックな人もいますけど……」
コナン(それなら……!)
バッ
俺「あ! スマホが! 返してくれ!」
小五郎「コラ! 坊主! なにしてやがる!」
コナン「うわ〜! 俺さんのスマホすごいねー! ほら見てよ! 壁紙が可愛い女の子の絵になってる!」
目暮「なにぃ!? コナンくん、ちょっと見せてくれるかい?」
コナン「うん!」
0200本当にあった怖い名無し
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2018/08/15(水) 10:12:13.62ID:Q6H2hRD30
俺「ちょ」
目暮「これは……アニメのキャラクターのようだが」
コナン「ひょっとして、俺さんってアニメオタクなんじゃない?」
俺「……!」

蘭「そんな……! 24歳で薄毛デブのアニメオタク……!?」
高木「本物のゴミじゃないか!」
高木「目暮警部」
目暮「うむ。……俺さん、やはり署で詳しい話を聞く必要がありそうですな」
俺「あ、アニメオタクだからなんです! 今時、珍しくも無い!」
コナン「たしか、女性が付き合いたくない男の趣味のランキングに『アニメ』が入ってたよね」
小五郎「いい年してアニメ観てる野郎に、女がなびくわきゃねえからな」
俺「さ、さっきから何なんだ! ああそうだよ! モテないのは事実だ! 彼女だっていない!」
目暮「ご自分が童貞だとお認めになった。そう取って構いませんか?」
俺「いや、童貞じゃない! 童貞卒業は、恋人がいなけりゃできないわけじゃない! そうだろ!」
高木「そ、それじゃあ、まさか……! 風俗で……!?」
俺「そうだよ! 風俗で童貞を捨てたんだ! どうだ、これで納得しただろう!」
コナン(野郎……粘りやがる……! こうなったら仕方ねえ、やりたくはなかったが……お前の本性、暴いてやるよ……!)
コナン「ねえっ、目暮警部! そのスマホの壁紙のキャラクター、何か気にならない?」
目暮「んー? 可愛い女の子の絵……というぐらいしか思いつかんが」
高木「コナンくん、このキャラクターの何が気になるんだい?」
コナン「その女の子……本当は、女装した男の子なんじゃない?」
俺「……!!!」
目暮「なにぃ!? このキャラクターが女装した男の子だとぉ!?」
高木「待ってください、画像検索してみます……」
高木「出ました! どうやら、『這いよれ!ニャル子さん』という作品のキャラクターのようですね」
高木「あ! キャラクターの説明文に、『男性』と書かれていますよ!」
目暮「なんだって……!」
小五郎「歪んだ性癖ってやつだな……」
コナン「ねえ高木刑事。そのスマホに入ってる他の画像も見てみたら?」
俺「やめてくれ!」
木「こ、これは……!」
目暮「男性器の生えた女の子の画像がたくさん出てくるじゃないか!」
蘭「……!」
コナン「俺さん、さっき『風俗で童貞を捨てた』って言ってたよね。それってつまり、成人女性に欲情するってことでしょう?」
コナン「でもおかしいよね。どうしてスマホの画像は女装ショタの写真ばっかなんだろう……」
俺「……!」
コナン「ねえ、どうして?」
0201本当にあった怖い名無し
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2018/08/15(水) 10:12:43.39ID:Q6H2hRD30
高木「幼い男の子にしか欲情できないなら、風俗で童貞を捨てたという話の信憑性も……!」
目暮「俺さん。このスマホに入っている画像データについて説明してもらえませんか」
俺「……そ、それは……」
コナン(よーし、もうひと押し……!)
コナン「あれれぇ〜? ねえ俺さん。どうして勃起してるの?」
俺「うっ……!」
小五郎「なにぃ!? ぼ、勃起してやがるのか!?」
高木「あぁ! ビ、ビンビンじゃないですか!」
蘭「まさか、スマホの画像を見たから……!?」
コナン「勃起しちゃった理由は、それだけじゃないんじゃないかなぁ」
蘭「え? どういうこと? コナンくん」
コナン「この人、さっきから蘭姉ちゃんには何も反応してなかったのに……」
コナン「僕が近づくと……ほらっ!」
俺「うっ」
コナン「ね? 股間が膨らんだでしょう? きっと僕に興奮してるからだよ!」
蘭「そんな……! コナンくんで興奮しちゃうだなんて……! やっぱり、この人……!」
高木「幼い男の子を性の対象として見ているのは間違いないみたいですね」
目暮「ああ、そうなると話は変わってくる。俺さん、もしあなたが非童貞……つまり性交の経験があるのだとしたら」
目暮「その相手は少年だった可能性が高い。それは立派な犯罪だ」
俺「……!」
小五郎「スマホの画像にその勃起。これだけの証拠が揃えば、捜査を行う理由には十分だ」
小五郎「警察を甘く見ないほうがいい。アンタのことなんか、すぐに調べあげるぞ」
目暮「ここであなたが童貞だと認めれば、それまでです。我々も『童貞』の容疑で立件しましょう」
目暮「だが、もしまだ自分が非童貞だと言い張るのであれば……『強姦罪』の疑いをかけることになりますな」
俺「……認めます」
蘭「え……?」
俺「……俺は……24歳薄毛デブのアニオタなうえに、ショタコンです……」
ガバッ
高木「そんな……完全なゴミじゃないか……!」
蘭「ひどい……!」
俺「しかしそれはあくまで「現在の俺」です」
コナン「!?」
俺「このスマホの中の写真をみてください」
スッ
蘭「なにこの人……すっごいイケメン!」
目暮「こ、これは凄い美男子ですな」ボッキ
小五郎「で、このイケメンの写真がどうしたんだ?」
0202本当にあった怖い名無し
垢版 |
2018/08/15(水) 10:12:59.08ID:Q6H2hRD30
俺「これは四年前の俺の写真です」

コナン「っっっっっ!!!????」
蘭「えっこのイケメンが四年前の俺さん・・・?」
小五郎「嘘つくんじゃねーよ!!」
俺「嘘じゃありませんよ。これは正真正銘20歳の時の俺の写真です
  家に行けばアルバムがあるから調べてもらってもかまいませんよ
  この時は痩せていたしハゲてもなかった
  それだけの話です」
コナン(くっ!しまった!若い頃こんなにイケメンだったなら―)
俺「確かに今の俺は薄毛デブのアニオタなうえに、ショタコンです
  しかし四年前の俺はこんなにイケメンです!ホモに目覚めたのも最近です」
目暮「! それなら話は変わってきますな!
    このイケメンぶりなら男も女もより取り見取りでおかしくない!」
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