エレベーターが動いてる、おかしい、戸締まりはチェック表どうりに確認した。
3階で止まった、遺族控室だ、一応非常階段でもつながっているのでダッシュで駆け上がる。
真っ暗な3kの控室、空気が動いてる気配はない。明かりをつけて大声を出してみた、
「誰かいるのか!!」物音一つしない、寝具が入ってる納戸やトイレをチェックしたがいない
一応もう一度、戸締まりチェックを各階で始めたが全部閉まっている、遺体安置室の扉以外は
おかしいなと思ったが遺体を確認して、締めて事務所に戻った。
気の所為だったかと思い直してなんとなくスマホゲームをポチってたら、突如上の階から走る音がした
ザッケンナコラーと思いながら駆け上がる、が誰もいない、エレベーターを見る三階で止まってる。
誰も上がることはできない、窓をチェック、鍵はかかっている。いよいよこれはおかしい、事務所に戻り着席、と同時に飛び上がる。
俺の席が俺の体温じゃない温度になっている、まるで誰かが今まで座っていたような温度
あーこれは仏さんだわと思い、地下に行き、遺体の前の簡易焼香台においている水がなくなっているのに気づく
なるほどと思い、水を事務所の冷蔵庫のおいしい水に差し替えたら、俺の前で水が急速になくなっていく、見えないストローで吸ってるがごとく
慌てて水を継ぎ足すこと2杯分でとまる、ずいぶん喉が乾いてたんだなぁと思った。内蔵もないのに
それ以降は何事もなく朝を迎えた。 で三日後に遺体を棺に移す際、チャプチャプと遺体袋が濡れていた