初めて書き込みします。
東日本大震災の時の、怖いというよりはちょっと不思議な話。
うちは自営業やってて、海辺にある個人商店や個人宅に品物を卸してたりしてた。
配達は主に母がやっていた。その母が言っていた話。
お得意様の一つであるS商店のオバちゃんが、母にこんなことを話していた。

「母ちゃん(私母)聞いてよ。私この前占いしてもらったんだけどさ、水難の相が出てるから
水辺には近づくなって言われたの!アタシは占い師にバカにすんじゃないよって言ったよ。
アタシはカナヅチで泳げないし川とかそういうのにも興味ないから近づくはずないってね。」

この話を聞いたのは2011年の1月で、その方は津波で亡くなっています。
西日本の水害のニュースを見て、母が更に思い出したようにこう言っていました。

「そういえばその日もS商店に配達に行ったんだけど(午前11時頃)、いつもより妙に店の中が
暗かったのよね。Sさんも他の従業員も妙に疲れたような顔をしていてね、『なんか疲れてない?』
って聞いたら『いつも通り元気よ』って言ってた。」(S商店に勤めていた方は全員亡くなっています)

この辺は母の気のせいかもしれませんが、母はほんのちょっとだけ見えたりするような人
なので然もありなんという感じです。
震災のことだし実際に人も亡くなっているのであまり人には話せなかったのですが、
こうして書き込みできてちょっとすっきりしています。