ユウキ(Yuuki) / 紺野 木綿季(こんの ゆうき)
声 - 悠木碧
 「マザーズ・ロザリオ」編におけるヒロイン。一人称は「ボク」。ALOにおいて「絶剣」と呼ばれ圧倒的な強さを誇るプレイヤーで、二刀を使わなかったとはいえキリトを2度倒した唯一の人物。
現実では15歳の少女(2011年5月23日生まれ)。種族はインプで、使用武器は極細の片手直剣。その圧倒的戦闘力はアスナらに「SAO生還者」ではと疑問を持たれたほどである。
 出生時に輸血用血液製剤からHIVに感染し、15年間闘病を続けてきた。両親と双子の姉はAIDSによりすでに他界しており、天涯孤独の身。薬の服用を続けながら通学し、
小学校においては常にトップクラスの成績を維持し続けたが、HIVキャリアであることがリークされ転校を余儀なくされた。 その後AIDSの発症により入院、医療用VRマシンである
メディキュボイドの被験者になり、
それ以来3年間を仮想世界で過ごしてきた。ALOでの異常なまでの戦闘力は、長期間の医療目的ダイブに由来している。
 「スリーピング・ナイツ」のメンバーで、姉の死後リーダーを引き継ぐ。自身が作ったOSSを賭けて辻デュエルをしていた際、キリトを破ったことに興味を持って対戦を挑んできたアスナと出会いその強さを認め、
最後の思い出作りのためのボス攻略戦の助っ人を依頼した。ボス攻略を果たした後、アスナに姉の面影を重ねて見てしまい、ALOから姿を消す。
 病院を訪ねてきたアスナに「学校に行きたい」という願いを吐露し、和人らが作った視聴覚双方向通信プローブを利用してアスナと共に学校へと通う。
キリトに対しては自分の出自を見破ったためか微妙に訝しんでいたが、
プローブを提供されたためか打ち解けており、
明日奈が理解できないレベルの討論を交わしている。その一方で「スリーピング・ナイツ」のみによるアインクラッド第29層攻略に貢献し、統一デュエル・トーナメントでは決勝戦で
再びキリトを破り優勝。
 アスナたちと京都旅行を楽しんだが、2026年3月末に容体が急変、駆けつけたアスナに自身が編み出した11連撃のOSS「マザーズ・ロザリオ」を託して
遂に力尽き、最期は「スリーピング・ナイツ」や彼女と接した多くのプレイヤーに看守られながら、アスナの腕の中で静かに息を引き取った。彼女の葬儀には明日奈をはじめ、100人を超えるALOプレイヤーが参列した。