QED証明終了って漫画の1エピソード、ちょっとうろ覚え

主人公が喪男から「好きな女の子(美女)がいるんだけど、彼氏がいるか聞いてきてほしい」と頼まれる
美女に聞きに行くと「気になってる男がいる、その人に彼女がいるか聞いてきて」と頼まれる
本屋で働いているそのイケメンに聞きに行くと「美女さんとは合コンで知り合ったが、ああいう派手な女は苦手
オレは母子家庭で、母が働く姿を見て育ったから、バイトの地味子さんみたいな人が好きなんだ」と、地味子にベタぼれ状態
そして今度はイケメンに「地味子に恋人がいるか調べてきて」と頼まれたので聞きに行くと、なんと地味子は喪男のことが好きだった
地味子いわく「むかし姉がイケメンさんみたいなタイプの男と付き合って身も心もボロボロになったから、喪男さんみたいな人が好きなの」とのこと
喪男→美女→イケメン→地味子→喪男、という一方通行な四角関係の中、本屋の事務所で金庫内のお金が紛失するという事件が起きる
紛失したお金がイケメンの鞄から見つかるが、主人公の推理により、事件は「イケメンを盗人として陥れるための地味子の策略」だとあばかれる
実は地味子の姉の元恋人はイケメンのことで、地味子は復讐のため本屋で働いてイケメンの気をひき、陥れる日を待っていたのだった

説明が長くなったが、この話で出てくる地味子の姉は「社交的なイケメンがいつか浮気するのではないかと疑い、山のようにメールを送り付け
返事がないと暴れるようになり、しまいには精神を病んで薬を服用しなくてはならなくなった」という説明で、実際にイケメンが浮気したとは書かれていない
メンヘラ女と付き合ってメール爆撃されたイケメンのほうが被害者な上、その妹に逆恨みで濡れ衣を着せられ心はふみにじられ、ひたすら可哀想だった
冴えない男を好きって女は良い人に見えるでしょ、という理由で地味子は喪男に気があるふりをしていただけで、こちらも被害者
喪男は美女に女の子を紹介してもらう約束をとりつけ少し救われるが、イケメンは一切救いがなく話が終了し、なんともいえない後味の悪さが残った