まあいいか、とりあえず俺が居た異世界にも関係する事なんだけどさ
ある人の事を懐かしむつもりで誰かに言いたくなった

まず簡単に俺の前世の世界について説明ね
俺の前世の世界では異世界人は時々迷い込んで来たり前世の記憶を持って生まれてきたりする珍しい存在なんだ
国や文化の発展に有益な知識や技術を持ってる異世界人は特別な身分を与えられて貴族並の優遇をされてたんだけど、その中にある日本人がいた
トーマ・ユミサカって名前で魔術師にして海軍でも大活躍した名将だった

ぶっちゃけると俺とトーマ将軍は死んだ
俺、何故か日本人になった
以上自己紹介終わり

トーマさん、たぶん正しくはトウマなんだろうけど誰か知らないかなって思った
幼少期に迷子になって気がついたら魔術師に拾われて育てられたって人
迷子になった時に世界を越えたんだろうと本人は言ってた
知ってたのは自分の名前だけで親の名前も住所もわからないので異世界人という自覚すら無い人だったよ
日本人というのも俺が過去を思い出してからあの人の名前でトーマさんは日本人だろうなと思ったんだ
時間の流れとか分からないし、どの時代の日本から来たのかも不明だからここで尋ねる事に意味は無いって分かってはいるんだ
一生付いていくと決めた尊敬する上司だったんで、一生胸に秘めておくのは悲しかったんで書いた