軍産の世界支配を覆すトランプ
https://tanakanews.com/180724trump.htm
米朝関係は「味方でないが敵でもない」状態が続き、そのすきに韓国中国ロシアが、北を非米側の
経済圏に取り込み、北が経済的に安定し、南北の和解が進んで、核問題を棚上げした状態で
実質的な朝鮮半島の和平が米国抜きで進む。日本は北と和解しないなら東アジアの新秩序の中で孤立していく。
米露関係についてトランプは、中東の覇権をプーチンに引き渡す動きと並んで
トランプが欧州との同盟を粗末に扱う一方でロシアと親しくするのを見て、欧州諸国が
自分たちも米国との同盟を軽視してロシアと親しくしようと考える新たな傾向を生んでいる。
ポピュリスト政党出身のイタリアの内相は先日、14年のウクライナ政権転覆について
「外国勢力(米諜報界)が発生を誘導したインチキなものだ」と正鵠を穿つ発言をテレビの取材で表明し、
ウクライナの米傀儡政権を激怒させた(痛快)。

トランプの別働隊であるスティーブ・バノンは最近、欧州の親露・非米的なポピュリスト勢力の台頭を支援する
政治運動をブリュッセルで立ち上げた。この運動は表向き「EUを壊す」のが目標だが、裏の実体的な目標は「
EUを怒らせて対米自立させる」ことだろう。