<04年女児殺害>容疑者が行為否認 勾留理由開示手続き

 岡山県津山市で2004年9月、小学3年の筒塩侑子(つつしお・ゆきこ)さん(当時9歳)が殺害された事件で、
殺人容疑で逮捕された勝田州彦(くにひこ)容疑者(39)の勾留理由開示手続きが8日、
岡山簡裁(小林正明裁判官)であった。勝田容疑者は弁護人から殺害したかどうかを問われ、
「ありません」と殺害行為を否認した。

 勝田容疑者はこれまでの取り調べに対し、侑子さんの首を絞めたことや刃物で刺したことを認めていた。
しかし、この日の意見陳述では、刃物で刺したことについて「接見した弁護人から『死刑の可能性がある』と
言われた。認めれば死刑にならないと思い、適当に刺し方を言った」と撤回した。また、取り調べで「刃物を海
に捨てた」と供述した点についても、「(取り調べでは)適当に答えた」と話した。