今回の成果は、キムが泣きついたってこと。北朝鮮の軍部は一枚岩ではない、戦争してもまず勝てない、
国に体力がない、アブラもない、経済制裁を解いて欲しい、これらのメッセージを完全に得たこと。
これで戦争しても勝てる。ソウル数千万の一般大衆の犠牲を恐れていたが、あっけなく最初の空爆で
相手は骨抜きになる、と判断できたこと。
そして核兵器をミサイルに搭載して飛ばす技術がまだ北朝鮮にない、これを聞き出せたことだろう。

日本は拉致問題を解決できなければビタ一文支払うことはない。今まで通り強い圧力で制裁していれば良い。
北朝鮮が干上がるか、ウソを言って決裂、西側と戦争になるか、いずれかだろう。アメリカは狡猾・老獪で、
カネに異常にシビアなトランプは、カナダのトルドーにぼろかすに言った。そんなトランプは今後の北朝鮮に
関わるカネに関しては日本と韓国に要求してくるだろう。しかし日本は日韓基本条約と拉致問題を縦に首を
横に振れば良い。日本は当該問題に関しては蚊帳の外で良い。しかし拉致問題だけは、日朝会談のチャンスが
あれば命がけで対応してもらいたい。政治家も外務官僚も、命がけでなけりゃ命など救えないと肝に銘じてもらいたい。

まあ、いずれにせよアメリカは行動して独裁者を引き吊り出した。これは実際たいしたもんだよ。容易ではない。
イスラエルも大喜びだろう。キムが最近ロシアの外相と話したことやシリアのアサドと電話で話したという噂だが、
これらは西側のキムに対する評価をゼロにまで下げただろう。このままでは核技術・ミサイル・生物化学兵器がイランや
シリアやレバノンやパレスチナやテロリストに密輸される、と確信させたのだろう。今年は様々な動きが見られると思う。