子供のころに読んだ世界神話物語みたいなのに入っていた話。

ある村にみすぼらしいなりの男がやってきて村人に「何か食べ物を恵んでください」と頼んだが村人はみな冷たくあしらっていた。
一人の少女が彼をかわいそうに思い優しく声をかけ食べ物を恵んでやった。
男は実は神様で、少女に「今日の夜あの丘の上においで。決して誰にも言っていけないよ」と耳打ちした。
その夜洪水が発生し丘の上に行った少女以外村人はみんな死んでしまった。

神様は少女を美しい湖のほとりに連れて行った。
少女はとても喜んだ。「なんてすてきなところなんでしょう。私ずっとここにいたいわ」
神様は言った。「お前の望みをかなえてやろう」
神様は少女を石に変え湖のそばに置いてやった。


少女がかわいそうすぎて……。
どこの神話か覚えていないんだけど、記憶にある挿絵は南米っぽい感じだったような気がする。