厳密にはブラーミン(バラモン)階級の人たちに伝わる哲学や技法を
バラモン教といって、時系列的に端折って示せば、

バラモン教→仏教の勃興→仏教の大乗化→ヒンドゥー教の勃興→仏教衰退
→衰退した仏教にヒンドゥー様式が取り入れられ密教化
→前期・中期密教(支那に伝わり空海が日本に持ち帰る)
→後期密教(チベットに伝わり土着のボン教と融合しチベット仏教が成立)
→チベット仏教が崑崙エリアを通じて変化しながら支那に伝わり仙道が成立

この間、イスラム勢力がインドの侵攻してヒンドゥー教も仏教も、
各地のテンプルが破壊されるなど大打撃を受けたりするわけだが、
バラモン教というのは大衆化する以前の、元祖ヒンドゥー教でもあり、
日本で言えば、神社神道の雛型としての古神道みたいなものだろうか。

だからごった煮と言っても全部どこがで繋がっていて、
バラモン教はその原点ということができるだろう。