一時間後に、また、ネズミの体重を量った後に、直ぐに殺して、体重計の上に置いてみた。

すると、今度は、ネズミの体重は変化しなかった。

まじか、と思いながら教授の顔を見ると、冷静な顔で、
「電子天秤は気を付けないと、時々あるんだよ」
と言った。

俺は、ネズミの魂の重さを量れたと、ちょっと受かれていたので、ガックリしていたら、ここで事件が起きた。

なんと、ものすごくゆっくりと体重が変化しはじめて、ネズミの体重が0.1グラム重くなった。

ここで、ちょっと驚いた顔をした先生が
「魂は、確かに、空に上ると言うよな」
とボソッと言った。

つまり、魂の重さが、マイナスの重さだと、死んで空に上るのが説明できるといい始めた。

さらに、魂が重ければ、地面に沈んで行くことになる。地獄が地下に有るのと、話が合うなといい始めた。

先生は真顔で言っていたけど、からかわれてるのか何だかんだよくわからず、想像を越える展開で、それ以上調べなかった。