林は明治大学商学部を卒業し、しばらく中野区立図書館でカード整理のアルバイトをしていた。
働きぶりは真面目だが、通りすがりの男の子らをいきなり抱きしめたり、家に連れ込んで暴行を加え、
泣く様子を眺めて楽しむなど、近所の人からは変質者と思われていた。

 猫に対しても同様の愛情を持っており、多いときで20匹、事件直前は12匹の猫を飼っていた。
だがその12匹を皆殺しにし、バラバラにして、半分ほどは食べてしまった。