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【検証】警告文でカラス撃退、なぜできる?
2017年5月19日 19
>訪ねたのは千葉県柏市にある東京大学大気海洋研究所。岩手の研究施設で、警告文を取り付けた佐藤教授と、そのアイデアを出した竹田博士に話を聞いた。
> 佐藤教授「(Q:カラスに対して警告文を張り出したのはなぜ?)岩手の研究所では、毎日一生懸命掃除するんだけども、
>カラスが建物の中に入ってきて汚すというのが悩みだったんです」

>津波の被害をうけた岩手の研究所は今も1階と2階に窓がなく、倉庫としてしか使えなかった。そこへカラスが入り込み、
>巣を作る材料として、パイプ周りの断熱材をむしり取り、フンなどで汚して困っていたという。そこで相談したのがカラスについて研究している竹田博士だった。
>竹田博士「単純にこういう白い紙に、『カラス侵入禁止』と書いた紙をはったらいいんじゃないの、という話を佐藤教授にしました」
>それを聞いた佐藤教授は「またいつもの冗談かなと思いました」と話す。佐藤教授も半信半疑だったこの対策、
しかし実際にやってみると…カラスによる被害が減ったという。
>竹田博士「(Q:カラスは文字を理解している?)カラスは字を読むことはできません」
>■カラスは人の視線を嫌う
>なぜカラスの被害が減ったのだろうか。そこには竹田博士が考えた心理的な仕掛けがあった。
>竹田博士によると職員などが警告文をみて、不思議に思って立ち止まり周辺のカラスを探してしまうという。カラスは、立ち止まった人の視線を嫌がり警戒して立ち去るという。
>竹田博士「(カラスは)人が見ることによって、自分がもしかしたら襲われるというような危険意識を持ってしまうので逃げることになるんです」