地つ巻 第八帖
祓ひせよと申してあることは何もかも借銭なしにする事ぞ。借銭なしとはめぐりなくすることぞ、
昔からの借銭は誰にもあるのざぞ、それはらってしまふまでは誰によらず苦しむのぞ、
人ばかりでないぞ、家ばかりでないぞ、国には国の借銭あるぞ。世界中借銭なし、何しても大望(たいもう)であるぞ。(略・・)

地つ巻 第十二帖
(略・・)〇を掃除して居らぬと・はいらんぞ、今度の戦は〇の掃除ぞと申してあらうがな(略・・)

地つ巻 第十八帖
(略・・)日の光あるときは、いくら曇っても闇ではないぞ、いくら曇っても悪が妨げても昼は昼ぞ、
いくらあかりつけても夜は夜ぞ、神のやり方は日の光と申して、くどう気つけてあらうがな。
(略・・)高きから低きに流れる水のやり方ぞ。(略・・)

地つ巻 第二十七帖
天地には天地の、国には国の、びっくり箱あくのざぞ、びっくり箱あけたら臣民みな思ひが違ってゐること分るのぞ、
早う洗濯した人から分るのぞ、びっくり箱あくと、神の規則通りに何もかもせねばならんのぞ(略・・)

地つ巻 第三十五帖
(略・・)神の規則は恐いぞ、隠し立ては出来んぞ、何もかも帳面にしるしてあるのざぞ、
神の国に借銭ある臣民はどんなえらい人でも、それだけに苦しむぞ、
家は家の、国は国の借銭済(な)しがはじまってゐるのぞ、済(す)ましたら気楽な世になるのぞ、
世界の大晦日(おおみそか)ぞ、みそかは闇ときまってゐるであらうがな。
借銭(かり)返すときつらいなれど、返したあとの晴れた気持よいであらうが、昔からの借銭ざから、
素直に苦しみこらへて神の申すこと、さすことに従って、日本は日本のやり方に返して呉れよ、
番頭どの、下にゐる臣民どの、国々の守護神どの、外国の神々さま、人民どの、仏教徒もキリスト教徒もすべての徒もみな聞いて呉れよ、
その国その民のやり方伝へてあらうがな、九十に気つけて用意して呉れよ。

地つ巻 第三十六帖
(略・・)改心せよ、掃除せよ、洗濯せよ、雲霧はらひて呉れよ、み光出ぬ様にしてゐてそれでよいのか、
気つかんと痛い目にあふのざぞ、誰れかれの別ないと申してあらうがな。(略・・)