>>678-679
ちょっと横からいいですか?

人の60兆個の細胞には、受精時に形成された遺伝子がどの細胞にも入ってます。
しかし、どの細胞にも同じ遺伝子が入ってますが、機能はそれぞれ違います。
つまり、血液になる細胞の遺伝子は血液になる機能だけが解除され、後は全てブロックされます。

他の細胞も全て同じです。心臓になる細胞は心臓になる機能だけが解除され、後は全てブロックされます。
脳になる細胞、神経の細胞、筋肉の細胞も同じで、特定機能だけが解除され、後は全てブロックされます。

それしか出来ません。勿論、他の臓器とやり取りをするメッセージタンパク質の情報交換は
常に行っています。独立している分けでは有りません。それでも同じ遺伝子を持つという
共通フォーマット上で結びついてはいますが、各臓器の機能は制限されています。
新陳代謝を繰り返しても、血液は血液、神経は神経、心臓は心臓、脳は脳です。

ですから、何にでもなれる肝細胞が話題になったりします。細胞機能の解除とブロックを
制御出来れば、一つの細胞から自分(肉体のみですが)を再生産するどころか、容姿や年齢
皮膚の色等まで変更可能となります。ここらへんは、最近は中高生でも理解しているので
抑えておくとよいでしょう。