当時4、5歳くらいだったか
父母と1つ下の弟と私の4人で、二階建ての借家に住んでた
特に立地が元墓地だとか元病院だとか、
そういう場所ではない普通の土地だったと思う
でも、そこに住んでた頃、1階と2階をつなぐ階段をひたすら上り下りする足音が、
夜中ずっと聞こえていた
一緒に寝ていた弟にはそんな音は聞こえてなかったようで、両親も2階にいて
1階には誰もいなかったんだ
なのに、階段を上り下りする音が聞こえていた
その頃、私はよく中耳炎を起こして医者通いしていたので、きっとそのせいで耳が
馬鹿になっていたのだと長らく思っていたがここ最近ふと思い出すと、
階段をひたすらに上る足音が聞こえていた事はやはり異常だったんじゃないかと
その借家ではよく私が階段から落ちる事も多かったのだが、まさか…な…
ちなみにその家から引っ越したら、誰もいないのに階段を上り下りする音が
聞こえるような事は一切無くなった
あの借家には、見えない同居人でもいたんだろうか