暫くして片思いの女性から「あなたの事が好きだって人がいる」と聞かされる。こんなの死刑宣告されたようなもんで。一気に絶望に覆い尽くされた。心を穏やかになんて不可能。叶うと信じるなんて不可能。引き寄せなんて無い。
そう確信して終わった。

その俺の事が好きだという女性(第3の女性)と付き合う事は無く程なくしてその第3の女性には恋人が出来た。

この頃から大学では俺と片思いの女性と第3の女性の3人で過ごす事が大幅に増えた。

周りから見ればなんて羨ましい環境なんだろうとか思ったりもした。毎日美女2人に囲まれてろくに授業も受けずダラダラ過ごしてる割には留年の心配も無く就職もほぼ確定(3回生)

周りから見ればという事が気になり色々思い返してみるとイメージングが常に3人称視点で画面の中に俺自身が含まれてる。これは変なんじゃないか?と。

イメージングの方法を一人称視点に変える。ついでにアファメーションも最初から見直した。
訳の分からない呪い的な要素も排除した(例えば紙に好きな人の名前を書いて手の届かないとこにしまってその存在を忘れるとか)

しかし特段変化が無かった。変化が無いのでモチベーションも下がり実践率も落ちていった。

3人で過ごす事が増えた辺りから頻繁に第3の女性から「あんたら仲良いんだから付き合えばいいのに」と言われまくった。(俺と片思いの女性が付き合えば?という事)

しかし無理だった。俺は完全に気力を無くしてたし向こうには恋人がいる。恋愛相談までされる始末。(大学卒業)

卒業直後辺りに片思いの女性は恋人と別れた。俺は新入社員でそれどころじゃなかった。(必死で片思いの女性を忘れようとしていた)