(続きです)
で、恐る恐る裸足でその廊下を進むのですが…何処まで行っても、白い床、白い壁、白い天井(天井の高さは3メートル位)と全く継ぎ目の無い同じ造りで、何処まで歩行したか…とかの実感はまるで湧きませんでした。
時間にして3分程ペタペタ歩いてた時、突如、前方の左カーブの先が、若干オレンジ色の光が射してるのが判り、と同時に、低いモゴモゴという感じの人の話声の様な音が、二、三人分会話してる様に聞こえ、この時初めてパニックになりました。
というのも、日本語、英語、ロシア語、韓国や中国語で無いのは直ぐに判ったからでした。
直ぐに、コレは家に帰宅する前に見た、あの白い巨大な枝状飛行物体の中では?と思ったからです。
モゴモゴ…と話し声はこちら側に段々近づいてる…そう思い、俺は来た方向に急ぎ足で戻るのですが…歩いても歩いても出口らしいドアらしいモノもスイッチの類も何も有りません、只々、変わり映えの無い真っ白な曲がり廊下が続くだけでした。

で、コレは全く馬鹿な思い付きなのですが…、目覚めた時の様に床に同じ体型で寝ればもしかしたら、自宅に戻れるかも?なんて思ったのでした。
で、床に寝そべって瞼を閉じると一瞬で閉じた瞼に光りから闇に感じ、直ぐに瞼を開けると自室の布団の中…ではなく、布団の上でした…が、取り敢えず、「やっぱり夢だった、良かった!」と思い今度は部屋の照明を点けてラジオも怖さ紛らわせに点けて寝る事にしました。
(スミマセンまだ少々続きます)