ここまでが最近思い出した記憶。
なぜかすっかり忘れていた。
当時は呪われたかも、なんて友達に話して騒いでた気がするけどよく覚えてない。
そんな感じで結構怖かったな〜なんて思い出してたんだけど、改めて考えてみると違和感があった。
当時はこっくりさんの呪いで狐の鳴声だと思い込んでたが、漫画じゃあるまいしコンコンなんて鳴かないだろう。
何より明らかに声ではなく、音だった。
無機質で高い、一定間隔で鳴らされる金属音。
十数年越しに辿り着いた真実に背筋が粟立つ。

あの音は、きっと釘を打ち付けている音だった。