ネアンが絶滅したのは、ホモ=サピエンスが持っていたウイルスや病原菌に対する免疫を持っておらず
だからホモ=サピエンスと接触して、次々にネアンデルタール人が減っていったのかもしれない。

同様に、縄文人が急激にその人口を減らしていって、その後に弥生文化が入ってきた。
その過程では、同じようなことが起こっていたと考えている。
つまり、大陸から来た人々が持っていた病原菌やウイルスに対する免疫を縄文人が持っていなかったため、
急激にその人口を減らした。

上の二つは、今のところは多分、科学的に言われていることではないけれども。


かつて強大な軍事力を誇ったインカ帝国が、スペインからやってきたわずか数十名の軍隊に
征服された。スペイン軍が馬と鉄を持っていたことが大きいけれども、
それ以上に、スペイン人が持ち込んだ病原菌によって、インカ帝国がかなり
弱体化していた。

アメリカ・インディアン(ネイティブ・アメリカン)も相当な人口を持っていたが、
ヨーロッパ人が進出する先にはすでに、廃墟と化した無人の町が広がっていたことが多かった。
これも同じ理由。
急速に病原菌やウイルスは拡散し、先住民族を弱体化させる。