こんばんは、皆様☆

これは、私がまだ幼稚園へ行く前の、ちょうどこんな季節のことなのですけれど


陽が落ちて少し暗くなりかけた頃、私は庭に砂遊びの玩具を放り出したままだったことを思い出し、
表に出ました

籠にお椀やお皿やスプーンなどをささっと仕舞い、立ち上がった時、か細い女の人の声がしました

「たすけて……」

辺りを見回しましたが、誰も居ません

(え?)と思った瞬間、真後ろからはっきり女の人の声がしました

「助けて」

変なヒトが居る!!!

私は一目散に家の中へ駆け込みました

幸い、それからその声にも声の主にも出会うことは無かったのですけれど


今思えば、とてもおかしなことですわね
私、誰の姿も見ていないのに、どうして其奴のことを「ヒト」だと思ったのでしょう?
自分でもよく解りませんわ