「しょうちゃんの父親ね、だいすけ君じゃないんだって。お父さんなんだって」

俺は意味がわからなすぎて自分の頭の方がおかしくなった気がした
しょうちゃんの父親はそりゃしょうちゃんからすればお父さんだろとか意味のわからない思考を経て
俺は数秒後ようやく事態を理解した

「お父さんて俺のお父さんて事?」

母親は黙って頷いた
妹はその時20だったが若くして結婚と離婚を経験して
やばい話既に5歳の息子がいた
自分も可愛がっていた甥っ子が父親の子供という事らしい
妹は多くを語りたがらず
妹と父親がどういう経緯でそういう関係になったのかは結局よくわからないままだ