ちょっと気になったからイアン・スティーブンソンなる人物について少し調べてみたよ
彼はバージニア大学の精神医学者で、前世の記憶を持つという子供達の存在に注目して、
その現象を科学的な見地から研究するようになったらしい

精神医学者でありながら、というか科学者であればこそ
この現象を単なる統失の妄想と安易に結論付けることはしなかったんだね
2000件を越える事例を客観的な手法で調査・分析し、
科学・オカルトを問わず様々な可能性を分け隔てなく検証したそうだ
その結果、前世の記憶は転生によるもの以外には考えられないと結論し、
前世の人格を転移する媒体としてサイコフォアという概念を提唱したわけだ

退行催眠による前世体験に関しては確かに否定的な立場のようだったけど、
それは術者による意図的な記憶の誘導と
それを悪用したインチキ療法への批判からくる持論だったらしい
退行催眠そのものを科学的な手法で検証した結果なのかは、
調べた範囲では良く分からなかった
まあ色々と思うところはあるかも知れんけど、
前世の記憶の根拠として挙げられた一連の仮説とその検証方法については、
見るべきものはあると思うよ