俺「ハゲじゃないよ。まだ髪の毛はあるじゃないか」
目暮「その薄毛を見る限り、『ハゲ』と呼ばれるようになるまで、あまり猶予は無いように思えますが」
俺「……!」
蘭「たしかに髪の毛が少ない人にはときめかないって、クラスのみんなが言ってたような……」
コナン「でしょー?」
目暮「蘭くん! それは本当かね!」
蘭「はい……好みはあると思いますけど、ハゲが好きだって人には会ったことないです」
小五郎「おいアンタ。本当に非童貞なんだろうな」
俺「あ、あたりまえでしょう! この歳で童貞だなんて、考えただけでゾッとします」
コナン(まだ認めねえか……よーし……)
コナン「あと、さっきから気になってたんだけど……俺さん、ちょっと太り過ぎなんじゃない?」
俺「ぐっ……!」
高木「た、たしかに……」
目暮「失礼ですが、あなたの体重を教えていただけませんか?」
俺「……答える義務がありますか?」
高木「教えていただけないんですか?」
俺「プライバシーでしょう。答えたくありません」
コナン「俺さんの身長って170cmくらいあるよね。平均的なウエストサイズは80cmぐらいだと思うけど……」
コナン「そのお腹周り、どう見ても80以上あるんじゃない?」
俺「……」
コナン「ねえ、蘭姉ちゃん。太ってる男の人ってでどうかなぁ。セックスしたいと思う?」
蘭「そ、それは…………ごめんなさい」
小五郎「どうも怪しくなってきたな」
目暮「俺さん。一度署まで来ていただいて、詳しい話はそこで――」
俺「ま、待ってください! 世の中にはいろんな性癖の人がいるでしょう。こんな[ピザ]が好きな人だっている!」
高木「たしかに、そういうマニアックな人もいますけど……」