水難事故装い保険金殺人か 検索履歴に「水死」など

[2018年4月21日8時57分 ]

和歌山県白浜町の海水浴場で昨年7月、一緒にシュノーケリングに来ていた大阪市旭区のドッグカフェ店長野田志帆さん(当時28)を溺れさせて殺害したとして、
県警捜査1課は20日までに、殺人の疑いで夫の運転手野田孝史容疑者(29=大阪市天王寺区)を逮捕した。捜査1課によると、野田容疑者は「黙秘します」と話している。

 逮捕容疑は昨年7月18日午後4時50分ごろ、白浜町の臨海浦海水浴場で志帆さんを溺れさせ、殺害した疑い。
志帆さんは心肺停止状態で搬送されたが、2日後の昨年7月20日朝、低酸素脳症により死亡した。志帆さんには3000万円の生命保険が掛けられており、
海に誘ったのは野田容疑者だったといい、捜査1課は計画的な保険金殺人の疑いがあるとみている。保険金は支払われていない。

(略)

 県警が、野田容疑者のスマートフォンを解析した結果、事件前の検索履歴には「水死」「見せかけて」などの単語が残っていたという。