満身創痍のバーニィは、この中立コロニーが攻撃されるという事実をアルに告げ、「自分も脱出するから、お前も家族と共に逃げろ」と忠告する。
しかしアルは食い下がる。
「バーニィはエースパイロットなんでしょ!? ガンダムなんかやっつけて、僕のコロニーを守ってよ! 機体なら、あの墜落したザクを修理すればいいじゃないか!」

バーニィは逆上し、全てを洗いざらい白状する。
本当はバーニィはエースパイロットなどではなく、敵を倒したことなど一度も無い下っぱの兵士だった。
そしてアルをサイクロプス隊の仲間のように扱ったのも、ただ利用して情報を引き出すため。仲間の証としてアルに渡したサイクロプス隊の腕章には、監視用の盗聴機が仕掛けられていたのだ。
バーニィ「ザク(最弱の量産機)でガンダム(最強の高級機)が倒せるかよ!」

あまりの衝撃の事実にアルは唖然とする。
アル「嘘だと言ってよバァーニィィィ!」

そのままアルとバーニィは喧嘩別れをした。

アルは必死に、宇宙軍の攻撃が迫っていることを大人たちに話して聞かせるのだが、誰も信じてくれなかった。
アル「皆で俺を否定するのか」

バーニィは中立コロニーから脱出する目前まで行くのだが、そこで思い止まり、引き返す。
そしてバーニィは再びアルの前に姿を現し、自分がガンダムを倒してこの中立コロニーを守ると宣言する。
アルは涙を流して喜んだ。

二人は素材や道具を一生懸命かき集め、ザクを修理した。

アル「バーニィ、本当に新型に勝てるの?」
バーニィ「まかせとけ、楽勝さ!」
そう言ってバーニィはアルに微笑むと、ザクに乗り込み、恐怖に震えながら戦いに向かった。