マンガ「死役所」第八条 男やもめ

死因別に死後の手続きをする「死役所」にやってきた初老の男
先立たれた妻の事を死役所職員に聞くと「ご主人の事を心配していました」と言われる
妻は生前、フレンドリーな人柄で男女問わず友人が多かった
妻の死後、男は妻の友人たちと付き合おうとするが
無愛想で口が悪いため、妻の友人たちから微妙な扱いを受けるが男は気づいていなかった
「女やもめに花が咲き、男やもめに蛆がわくというがワシは人付き合いが増えてイキイキしていた」
「と言っても元々はカミさんの友達で、全部カミさんのおかげだ」
「ワシの遺体は誰が見つけてくれたんだ?(友人の)竹田さんが気づいてくれるだろう」

ここから死役所職員の回想で、妻が男を心配して曰く
「あの人は人付き合いが下手で嫌われやすい、本当は優しい人なのに」

男の家の前を竹田さんが通って「何か変な臭いしない?」と気づくが
太りすぎと何度も言われ、砂糖抜きの不味い手作り肉まんを
押し付けられていた竹田さんは、男に良い感情はなく
関わろうとせず帰ってしまう。そして家の中には蛆がわいた男の死体
心筋梗塞で亡くなったが家に来る人もなく、死体は放置されたままだった