猫といえば昔知人から聞いた、彼の職場に出入りしてたトラックの運ちゃんの話

どんな事情があったか知らないが、飼い猫を捨てる事にしたんだそうな
初っぱなから酷いけど、何十年も昔の今よりその辺ずっと緩い時代の話だからご勘弁
で、仕事の長距離トラックに猫を乗せ、自宅から二つほど県を跨いだSAに置いてきた

しかしそれから2ヶ月ほど経った頃、夜中に玄関で鳴き声がするので見に行くと、なんと捨てたはずの猫が家に戻ってきていた
真っ黒に汚れ、ガリガリに痩せこけ、ボロボロの状態でフラフラと帰ってきた
運ちゃんは驚きと後ろめたさを感じつつ世話をしたが、食欲もあまり無く、1週間ほどで死んでしまった

運ちゃんは暫く猫に祟られるんじゃないかと怯えていたが、幸いにも特に不幸な目に遭う事は無かった
しかし二度と猫は飼わないと心に誓ったそうだ