深夜天才バカボン『リアル天才バカボン』

簡単に書いてしまうとバカボン一家の十数年後を少々現実的に描いたエピソード
バカボンは名前のせいで就職もままならずニートのような生活を送り、まともな挨拶も出来ず大人になったバカボンと相変わらず遊ぼうとしてくるパパを疎ましく思っている
はじめちゃんは会社に就職しており家族もいるようだが、社会にすれてしまっており金をたかってくる兄と関係を絶とうとしていた
ママはどうやら死去しているらしい
目玉つながりのお巡りさんは刑務所入り
レレレのおじさんはボケており老人ホームに
ウナギイヌはパパが食べてしまったのでもういない
そしてパパは他と違ってギャグの時と変わらないキャラで現実的な周囲に迷惑を掛けているように描かれていたが、実はバカボンにバレないようにこっそりちゃんと働いていたという事が判明
働かなくて生活できるわけがないとはっきり告げてパパはバカボンに戸籍を渡す
戸籍上ではバカボンの名前は山田一郎という普通の名前だった

一応オチとしてはバカボンが子供の頃の着物を着てパパと遊び仲を取り戻すという感じなのだが
それだけで諸々の現実が解決したわけじゃないから物凄くモヤモヤした

更に次の話で『天才ハジメ』というエピソードが開始
前回の話のラストでバカボンとパパがまた子供の頃のようにふざけるようになり、警察に怒られている
その身元を引き受けにきたはじめだったが、父と兄に心底苛立っており家族との縁を切ろうとしていた
すると家庭裁判所から電話が掛かってきて

というところでオープニングに入り、その途中でギャグ調のパパが出てきて「ギャグに戻すのだ」と言ってはじめのエピソードはそこで完全に打ち切り(というギャグ)
何かありげな出だしで投げっぱなしで終わったのでこれも凄くモヤッた