栃木県那須塩原市は11日、黒磯地区で水道水から異臭がすると通報があり、10日から水道水の使用自粛を呼びかけ、給水車を配置したと発表した。11日夕には使用自粛を解消したが、約3800戸(約1万人)に影響したという。

 市によると、10日午前から異臭がすると通報が寄せられ、鳥野目浄水場を調査したところ、原水のアンモニア濃度が上昇したことが判明。塩素を注入するなどして改善に努め、4カ所に臨時給水所を設けるなどして対処したという。【柴田光二】