先天の気というのは言葉遊びではないぞ、一言で言えば
自分の意識で囲っている以外のすべての気、タオの世界観ではすべて繋がっているからね。
そんなものがもし意識と肉体の内側にそのまま入り込んできたら、それはのたうち回るだろう。
逆に意識の枠が外されていきなり繋がったとしても同様だろうね。
だから意識の変容への適応と気のコントロール能力を高めて準備するんだね。

さてここで上の記述に幾つかの問題提議があることにお気づきだろうか。
自我を中心に考えると先天の気を自分に引き込む、ということになる。
だが天地の理から言うと「先天の気」の方が本体なんだね。
だから準備と書いたが自分の気と意識を先天の気・神に同調させていく方が本道になる。

先天の気やクンダリーニの急激型の覚醒と言うのは自分の中に「引き込んでしまった」わけ。
つまりそういう意識で覚醒させると急激型になる。
本来は自分の意識と気を先天の気の方に同調して垣根を無くして行く、こちらは緩慢型になる。
急激型は先天の気と繋がって同化する際の過渡的なプロセスだと思う。