寒さに対抗しうるということで熱を捉えたが
これは熱発生の有用性の一部であくまで例えである。
そこを書いておかないとすぐにマウント合戦の餌食にされる。

高藤仙道の本はわかりやすく読みやすく書かれているので
仙道の大筋を知るのには充分重要であると思う。
しかしそれでもわざと書いてないと思える部分は多々ある。
また、イメージで捉えてしまって読み飛ばして軽く受け取りすぎる場合もある。
面白いことにどこの著書内かは書かないが、
印象としては気の感覚が優先されるような内容であるというのに
はじめは、丹田の熱発生からの記述でいつの間にか熱の表現が
気がつくと「気」の感覚に入れ替わっている。
よく読むと気に関して注意書きをして「つまりは熱、以後気と呼ぶ」云々という
ところで切り替えている。
※もっとも頭に上がって頭中で涼感に変わるのでこのまま熱の表現では具合も悪い。

まあ重箱の隅をつつくような感じもあるが、自分に都合よく読んでると
読み落として実はそこが重要だったのだということがままある。