そこで、貴方の眼下に横たわっている世界をよく見て見れば良い。
また、その美しさを正確に観察して見れば良い。
その身体は汚れも無く、それより過去に遡るものは何も有りません。

全時間にわたって生気に溢れ、若々しく、むしろもっと生気に満ちているのです。

また、よく見て見れば良い。眼下に横たわっている7つの身体が永遠の配列によって飾られており、
互いに異なった走路によって永遠を満たしているのを。
すべては光で充満しているのに、しかし火はどこにも無いのです。

と、言うのは、対立するモノらや相違するモノらの友愛と配合が光となったのである。
光はあらゆる善の父祖であり、あらゆる配列の支配者であり、7つの世界、天体の作用力によって輝いている。

また、月をよく見て見れば良い。 それらすべての天体の先駆け、自然の器官、下方なる質量を変化させるモノを。
また、地をよく見て見れば良い。 万有の中心にあって、美しき世界の礎として坐し、
地上にあるモノらの養育者にして保母を。更にまた観照しなさい。

不死なる生き物たちの数が、また、死すべきものらの数がどれほどであるかを。
不死なるモノら、死すべきモノら、その両者の真ん中に月が周回しているのを。

かくして、万象は「魂」で充満し万象は動かされています。
あるモノらは天の廻りを、あるものらは地の廻りを、右に在るモノらが左に来る事も無く、
左にあるモノらが右に来る事もなく、上にあるモノらが下に、下にあるモノらが上に来る事も無い。

そうして、これらの万象が生成させられたモノであることは、疑いようが有りません。
と、言うのも、これらは身体であり魂を有して動かされているからである。

そこで、これらがひとつに結集する事は統合するモノ無しでは不可能である事を。
だとすると、誰かがそのモノ。つまりは完全な一者でなければならないとなる。