せっかく死んだのに無知なるが故現世に舞い戻る連中がいる
せっかくこの世のすべての縛りから解き放たれたのに
迷い苦しむその姿は実に見るに耐えない
死んだのならばこの世のすべてを嫌悪するべきである

愛するものなども気の迷いであると捨て去らねば次世界へは入ってはいけない

しかし只、死ぬだけでは駄目だ
人の心の中にこそ神を望み対話し生活を共にする
そういう人生でなければ生きている意味はない

せめて死ぬ数年先までは
神とともに人生を歩んでいけるのなら
自然と次世界への扉は開くだろう