王路(引き寄せの法則) おまえらの力が必要だ!
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2chのスレ主になるのは
多分、初めてになるだろう
俺は語り部として必然的にここに書かされているのかもしれない
喪男板とかに書くべきかもしれなかったが
ジャンルとしては明らかにオカルトなので
あえてここに書くことにした
そして、これは恐らく、俺が産まれてきたアイデンティティーだけでなく
全に繋がるものでもあり
おまえらの為でもあるのかもしれない
最後の鍵のようなものを探してきたけど
どうしても、この5chに辿り着いてしまった
俺がおまえらにしたいのは相談ではなく
進行過程を皆と共有したく
最終的にはおまえらの力が必要になるかもしれない
俺なりのペースでゆっくり進めていくから
話しに付き合ってほしい 820本当にあった怖い名無し2017/11/26(日) 08:11:59.66ID:hstbMkoH0
もう一つ、テーマを思い出しましたので、それを挙げさせて頂きたいと思います。
<約束>についてのイメージです。
あなたにとって、約束とは、<義務>でしょうか?それとも<願望>でしょうか?
もし、義務であった場合、いつかは相手に説明をしなければいけなくなるかもしれません。
そしてそれは、<願望>だった時から<義務>的つきあいに変わった後でも生まれます。
821本当にあった怖い名無し2017/11/26(日) 08:21:59.33ID:hstbMkoH0
さらにもう一つ、
<約束>のテーマに付随して挙げなければいけないテーマがあります。
神の約束・・・、または表彰される思い込みというテーマです。
あなたはそれをいつ、どこで確認しているのでしょうか。
もし、それを待ち受ける側に<何かを教える狙い>があるのだとしたら、
あなたはあなたが思った通りに表彰されると思いますか?
それとも、肩透かしを食らう方が何かを教わると思いますか?
もし、肩透かしを食らうことであなたが何かを教わったと感じるならば、
それは、自分のイメージによる請求の多さかもしれません。たぶん、
いろんな本ではそれをエゴと云うのでしょう。 847本当にあった怖い名無し2017/11/26(日) 17:22:50.14ID:hstbMkoH0
よーし。それじゃマジな話だよ。
今までの悪霊退治のうち、
私が試しにやってみたものの中で本当に効き目があった「技」を紹介。
1、霊体を上下逆にして逆さ吊りにする。起き上がろうとしてくるのを眼力で
起き上がらせないようにし続けると、アストラル体のみならずコーザル体までもが消去されてゆく。
2、強い霊を強い霊にぶつけてどちらかを消耗させる。この場合、片方を動かすだけでいい。(不意打ち狙い)
3、霊体の色と背景の色を同色にして見分けがつかないようにする。(霊体は煙のように消えてゆく)
4、嫌な雰囲気で話しかけてきた瞬間、そのタイミングを邪魔するようにこちらから話しかける。
5、霊体をアーチ状にして割り箸を折るように曲げる。これを5回以上繰り返すとかなり消耗させられます。
他にも何かいい方法があったら、誰か教えてくれよー。 768駄々おじさん ◆rfvLewovkA 2017/11/25(土) 02:00:25.15ID:p4fRhzJF0
大まかな流れを書いておきます。
1、イナンナが死後、霊界でイシュタルと名乗り始める。
2、イシュタルと名乗った女性が、旧約聖書をモーゼに書かせる。
3、イシュタルと名乗った女性が、イエスを受肉させ、理想郷へのイメージが浸透。
4、現在、刈り取った死者をサタン化させることで教師の必要性が失われない状況。← 今ここ。 とりあえず、おれが紹介したい内容は張り付けた。あとは残りのスペースを名曲紹介に使わせてもらう。 Don Dokken - Up From The Ashes (FULL ALBUM)
https://www.youtube.com/watch?v=o3WJFAolfoc Winger - Winger IV (FULL ALBUM)
https://www.youtube.com/watch?v=8HOY85ifcI8
ウインガーの4枚目って、あまりに出来が良くて楽曲に励まされてしまう。
ボンジョヴィの3枚目とか4枚目とかヴァンヘイレンの5150とか、
みんなにとってそういうアルバムって絶対、過去にあったと思うけど、
ウインガーの4枚目は久々にそういうアルバムだった。
ありがとう。ウインガー。凄いアルバムだったって思ってる人、
おれだけじゃないと思う。 Journey - Trial By Fire (FULL ALBUM)
https://www.youtube.com/watch?v=7ayXu6OfMDU
ジャーニーはトライアルバイファイアまでがいいと思う。 David Lee Roth - Skyscraper (FULL ALBUM)
https://www.youtube.com/watch?v=OSOPWQp25mI
デヴィッドリーロスのスカイスクレイパーは絶対に必要。 Vow Wow - III (FULL ALBUM)
https://www.youtube.com/watch?v=Cc_a_uRHSog
VOWWOW再発してくれてほんとうによかった。 Yngwie J. Malmsteen's Rising Force - Trilogy (FULL ALBUM)
https://www.youtube.com/watch?v=SGOHCHJmbgI
Yngwie J. Malmsteen's Rising Force - Odyssey (FULL ALBUM)
https://www.youtube.com/watch?v=juvdlS80mwI ちょっと反論が聴こえてきたのでそれに対する反論。
イングヴェイの音楽、馬鹿にしてるやつ、いるだろう?
彼の音楽にはカタルシスが多分に含まれているんだよ。わかる?
トリロジーの1曲目、ユー・ドント・リメンバーの出だしを聞いてダサいと思ったやつ、
その気持ちはわかる。だがな、だまってその曲のギターソロまで聞いてみろ。
イングヴェイは格好つけようと思ってこの曲を作ったんじゃなく、
想い焦がれていた人と離れてしまうことがやるせなくてこの曲を作ったんだよ。
演歌の世界なんだよ。わかるか。
イングヴェイみたいに本当に貴族出身の人間が別れの曲を作ったら、
こんなにも郷愁を誘う曲になってしまうんだって事を想像くらい出来ないのか。
もっと心で訊け。
イングヴェイのギタートーンがむせび泣いてるのを感じるんだ。
それを感じることが出来なければ、お前はもう人間じゃない。
お前はもうすでに死んでいるんだよ。
おれは、この2013年のシカゴ公演の動画で何度、泣かせられたか解らない。
この位の一途な気持ちを持って今も尚、一切のやっつけ仕事をせずに本気でギターを謳わせているんだから。
Yngwie Malmsteen "Far Beyond The Sun" Chicago HOB 2013
https://www.youtube.com/watch?v=_rwUn-m0n4U
イングヴェイは本当に熱い心を持ったギタリストだったと改めて再認識させられた。 メタル特有のエモーショナルな楽曲群は、気持ちをピュアにさせる。
おれはその効果を信じてこれからも往年の名曲やこれから新たに発表されるであろう
名曲をずっと紹介してゆきたい。
皆さん、ヨーロッパの新譜はお買いになりましたか?
同梱されているラウドパークでの演奏はとても素晴らしいものでした。
是非、DVD同梱版を購入されることをお薦めします。
Europe - Walk The Earth (Official Video)
https://www.youtube.com/watch?v=5Ij5frweOfw
ウォーク・ジ・アース ~デラックス・エディション
【DVD『ライヴ・アット・ラウドパーク13』同梱/SHM-CD】
https://www.amazon.co.jp/dp/B074CJPRR8/ Wで復活したウインガーはそれ以降もアルバムを発売していますが、
どれも素晴らしいアルバムなので購入をお薦めしております。
Winger - Stone Cold Killer
https://www.youtube.com/watch?v=DStF4rMfobY
Winger - Queen Babylon
https://www.youtube.com/watch?v=0PAMyrZur9Q こんなメロディあったらいいな、私にとってそれがいつも見つかるのがアースシェイカーでした。
クサいけれど部屋の中でこっそり聞き続けていたい。そう思ってくれる人にはお薦めのバンドです。
EARHSHAKER - PIERROT
https://www.youtube.com/watch?v=4F0wHl0cR5Q
EARTHSHAKER - OUT OF BREATH
https://www.youtube.com/watch?v=MnJ4QbOG98s
EARTHSHAKER - 矛盾という名の愛
https://www.youtube.com/watch?v=sg-my4U61RM
EARTHSHAKER - LABYRINTH
https://www.youtube.com/watch?v=OtxcoGqAquw
EARTHSHAKER - 最後のページ
https://www.youtube.com/watch?v=_jIibKx1vxk
クサくて人には紹介しづらいけれど、自分だけ聴いてる分にはドラマティックな
ものに対する欲求不満が解消される傾向が強いのでクサいメロディーは必要です。
なんてったって、これから何も出来事が無い人にとっては、
過去に想いを馳せるだけで時間が過ぎてゆけるんですから。 わたしは今から、>>310の続きを<別人>として書きたいと思いますので、
どうぞ、ご静聴ください。 その特異体質な男は、自らの事を苗字で云う時もあれば、
下の名前で云う時もあった。
だが、いつものそれは私の前で統一されず、
なぜ、いつも同じ名前を名乗ってくれないのか?と訊くと、
「君に会うのを待っている人と
君に会わないようにするつもりの人と両方いるんだ」
と不思議なことを云う。
わたしは、わたしを励ましてくれる特異体質な男に対し、
「あなたはどちらなんですか?」と訊いたのだが、
返ってくる言葉はいつも一緒だった。 「いつもこちらが君に何かを教える為に僕がやりたいことを
やらせてあげているって云うのに君はそれを誰がやっているか
まだ、解らないでいると云うんだね。」
彼はそのように答えてくれていた。
だが、まだ、その答えの真意はわからない。
自分に何かを教える為に自分以外の誰かが<やりたいことをする?>
どういうことなんだろう・・・・。
僕は、僕という言葉が
<まだ操られているという意味に>使われている
しもべ、という文字であることを、この時はまだ、思い返せずにいた。 そして、その特異体質の男は、このように答えることもあった。
「わたしはまだ、あなたに尊敬されている。
あなたに尊敬されているからこそ、あなたは
わたしがどちらの人間であるかを見極められない・・・」
そして、このように話してくれることもしばしば有ったと思う。
「わたしはあなたに言っていないことがある・・・。
それは、あなたが体験することはわたしがいなければ無かった事なんだ。
それは恋もあり、口論もあり、羨ましさの表れもある。」 そして私は、自分が酔っ払ったときにだけ、ひょいと姿を現してくれる
その不思議な男にいつだったか<あること>を訊いてみたことがあった。
「あなたがわたしの傍に来ていない時、
わたしの人生は味気ないものなんですか?」と。
たしか・・それに対しての彼の返答はこのようなものだったと思う。
「この世には君にとって優しいと思える人間と、
非常識だと思われる人間がいる。だが、非常識だと思われる人間でも
君がそばにいて欲しいと願ってるから一緒に同じことをしようと
つるんでいるんだ。でも、わたしは特異体質だからね、
君が何かをしでかした後はトンズラすると思うよ。
”とぼけて”しまうことが、いつもしている事だからね。」 私に話しかけてくる人達は、どの人も特異体質だった。
その人達の中にどんな人達がいるかというのは無限大さ。
だが、自分の記憶に残らなかった人というのはあまり登場してこない。
登場してこないのだが、やはり、自分の記憶だけじゃないんだ。
そう、まるで自分のアドレス帳に友達だと思っていた人を残そうと
思っていたら、自分と友達みたいにしてくれた人達だけでなくて、
いつからか、知らなかったはずの人や名前まで忘れていた人達や
行ったことの無い都道府県の人達までいるんだから。
その証明に、
自分が完全に忘れていたのに名前を思い出せた女優さんがいる。
初井言榮さんだ。
彼女は自分が高校の時に亡くなってしまった名脇役の女優さんで
誰もがご存知だったと思うのだが、ずっと顔だけが思い出されて
もやもやした想い残りがあったのに、彼らに名前を教えて貰った。
これは大きいよ!これは<幻聴>が<幻聴>ではなく、
そこに<誰かがいる>ことの証明になったんだから。 あぁ、しまった。素に戻ってしまったわい。
自分は代筆役だったのだ。
これを何とか戻さないと・・。
えぇとそう云えば、芸能人と付き合う設定だよな。 おれには好きな女性がいる・・。芸能人の「美穂ちゃん」だ。
彼女とは話をした事がない。・・だが、実は話しているんだ。
それは統合失調症という夢の中で。
でも、本当に彼女みたいな声さ。彼女のような顔でもある。
逆に、それが人間の行動を迷わせる<予感>としても去来するが、
また、自分はその抱かされた夢を<本当に起こる出来事>でも
あるかのように思い続けている。
そして、抱かされた夢想は、いつしか<本当に起こること>と
<本当には起こらないこと>に分かれてゆくのだが、始めから
未来が決まっているということは何も無いのだ。
それは何故か?
それは彼らが、好奇心の塊だという事だからさ。
心の中に聴こえてくる<美穂ちゃん>からの囁きの中に
「何処かで見た僕のことを今でも忘れられない」という
恋愛感情が混ざってさえいれば、僕はいつでも嫉妬に狂えるからさ。
きっと、<美穂ちゃん>は今日も仕事に追われながら、
ファンとして握手会に参加した僕の事を諦めきれず、
思い出すことがあるのだろう。
ファンと芸能人の垣根を超えて。 この世界は何だって可能なんだ!!!
原田知世だって最初の頃はファンだった
真田広之に話しかけたくて芸能人を目指した、と
公言していたんだから。
原田知世 - 時をかける少女
https://www.youtube.com/watch?v=9tnQqEjLvCc
少なくとも、おれが美少女なら夢じゃないぞ。 よし、おれは美少女でさえあれば、<美穂>ちゃんに怪しまれずグループを結成できる訳だ。
そうなったら、こっちのもんだ。そうなったら、ぎゃくにおれの方が業界の厳しさを教えて
やれるんじゃないか?
「女というものは、いつもこうやってのし上がってゆくんだよぅ!!」って。
そしたらあんな事やこんな事、いろんな事を<美穂ちゃん>に仕込める訳だ。
いや、待てよ。もう、仕込まれたあとか?・・・
どっちなんだ、美穂!
おれの美穂は上になったり下になったり後ろを向いたりいろんな美穂ちゃんを
業界の実力者たちに見せているんじゃないだろうな?そうだったら殺すぞ?
そうだったらな、むしろ俺が
特異体質の美穂ちゃんに姿を変えて
<美穂ちゃん>のヌード写真を篠山紀信に撮らせてやるからな?
覚えていろよ?
日本中でシコシコの嵐が吹くぜ。 自分にとってのアイドルが<美穂>になる遥か昔、
<由貴ちゃん>だった時期もあり、<時をかける少女>だった事もある。
だが、俺の今の想いは、<美穂ちゃん>だけだ。
もっと<美穂ちゃん>だけに向けて
白い炎を放ち続けるからな。信じて。
斉藤由貴 - 白い炎
https://www.youtube.com/watch?v=Lh0O13J5Hbk
流石は玉置浩二。
名曲は名曲だ。
白い炎はもう違う人に向けられてしまったが・・。 斉藤由貴と結婚できるなら、おれだってモルモン教に入ってやるぞ。ちくしょー。
斉藤由貴を抱きたくなってきた。流石、いい女というものはフェロモンが違うな。
これが魔性というやつか。健気に振舞うことをどこで覚えた。
本当は擦れてる癖に。
斉藤由貴 - 悲しみよこんにちは
https://www.youtube.com/watch?v=leI9ZsvqZzQ
不倫よ、こんにちわ。 時をかける少女が公開されていた83年、同じく日本では
南極物語が公開され大ヒット。そしてその一年後、日本では
ボンジョビの登場とリンクするようにジャパメタブームが吹き荒れていた。
EARTHSHAKER - FUGITIVE
https://www.youtube.com/watch?v=HFd4VmH-d0M
LOUDNESS - Heavy Chains
https://www.youtube.com/watch?v=0zPj92yOzgk 話題を物語に戻して<美穂>の話をしようか。
<美穂>はいつも話しかけてくる。<美穂>は本当に<美穂>の声のように
自分の声を作ることが出来、いや、<美穂>の声は誰と誰の組合わせとして
地上に生まれていた、と云った方がいいのかもしれない。
そして、それは<美穂>が生きている間、
<ほかの人>を付け足すことも可能なんだ。
だが、<美穂>は実在しない。<美穂>は、
時間として固定できないからだ。だが、<美穂>は、
時間として戻すこともできる。つまり、
2017年の12月1日正午の<美穂>を
幻の世界はいつでも再構築することが可能。
でも、私はそれを忘れて<美穂>に振り回されていた。
何故、振り回されていたか?って。それは自分に神通力がついたなんて
思ってしまったからだよ。
会っていないのに喋っていた言葉、
そしてTVで笑う時でも彼女が心の中で思っていた言葉、
その両方を自分が<察知>していたと思い込んでいたから。
だが、<美穂>は正体を明かし始める。
それが、始まりであることも知らずに。
それが、覚醒でもなく、
始まりであることも知らずに。 それは、何の始まりか?
それは、覚醒では無いということ。
それは、彼らが<離れた錯覚だった>ということ。
それは、彼らが<離れている>ように見せたということ。
それは、自分では無いものを自分のように美しい人柄に感じたということ。
それは、自分が覚醒した、と思い込んでいた時に、
悪魔が持つやさしさを肌身で感じていたということ。
彼らはそのような時、無言でいる。
彼らはそのような時、無言でいるかと思ったら、誰かの声のように
話しだし、そのようなことが本当に起こっているように思わせる。
だが、殆どの場合、何も起こっていない。
そして、殆どの場合、自分が気になっていた事を話しだしたり、
不安になっていた事を本当に起こってしまったかのように話すのだ。 彼らは何をしようとしているのか?
彼らは孤立させようとしているのかもしれない。
その後、何をしようとしているのか?
彼らは、真実を話そうとしている途中なのだ。
そして、彼らは今日も話しかけている。
私にか?
ちがう。私には聞こえている。だから、
話しかけられている時に話しかけられている事を気付けるのだ。
彼らは今日も話しかけている。
誰かに話しかけられていると思わない人達だけが、
彼らに話しかけられていると思わずに思い通りにされてゆく。
だから、多くは話せないのだ。
だから、人に話そうと思っても事態は上手く運ばない時が多い。
彼らに話しかけられた人間は、話しかけられている事も自覚せず、
それを自分が思ったことのように感じるからだ。だから、
わたしは人間関係を深くは築けない。
わたしは誰かを友達にしようと思った時、その相手に入ろうとする
特異体質の男達を知っている。それは見えない宇宙人と云えるだろう。 もし、わたしが何処かで友達にしたいと思った人が
いたとしても、それは大抵の場合、止められてゆく。
集まって来る見えない宇宙人たちが、もしも、女性ばかりの場合、
何も止められる事なく、自分が話したいように答えてくれるのだが、
男性の宇宙人が集まってくると、止められてしまう。
いつも愛想のよかった人でさえ、ちがう空気になる。
これが、出世の秘密でもあるように思えるのだが、
彼らは、教えようとしてくれているのだ。
そのように信じたい。
そのように信じたいのだが、これには訳がある。
話せば、長くなりそうなのだが、短く説明しよう。
男性の宇宙人は、退陣を要求されているのだ。
退陣を要求されているのだが、イザナミの仕事を手伝ってくれるなら、
男性の宇宙人は、性転換の為の転生を延期することができるのだ。
これには効果はある。見えない壁によって女性化が進んだ男子は、
死後の世界で女性への転生が予定されるのだが、彼ら(男性宇宙人)は、
その部分を推し進めた形になる。つまり、無駄では無いのだ。
無駄ではなく、男性宇宙人としての地位も保つことができる。
だから、向い風はこの世から無くならないのだ。 それが>>46に示された向い風だ。
彼らは誰の中にも入り込んで
記憶の中に記された恐怖感を調べた後、
もう一度、立ち向かうつもりなら、またこれをお前に
見せてやろう、と云い、出会う人達の性格を変容させる。
その現象が、
初めての人もいれば、
日常すぎて解らない人もいるだろう。
「急に今日はこんな感情が湧いてきた」・・・そのように
思う人もいれば、いつもの事だからそう思わない人もいる。
つまり、いつものこと過ぎてでそう思う事が出来ない人達は、
いつも、その人達が登録している言葉遣いを続けているのだ。
それを想えば、アースシェイカーは偉大だった。
自分は無名で終わるかもしれない・・・、
そう思った十代もきっと有ったとは思う。
EARTHSHAKER - 記憶の中
https://www.youtube.com/watch?v=60784slhhhA 日常的すぎていつも違う事を思うことが出来ない人は、
どのように使うべきか?それを考えた時、それに向かう
ことができない男子を女子に変えてゆく原動力として
使うことを思いついたのだろう。
だが、難しいのはそのあとだ。
日常的すぎて違う雰囲気になれない人達は、あの世に
行ってから、大人しく仏になってくれず、エジプトの
軍隊に入隊するか、無理矢理、他の霊と合体させた後、
違うタイプの人間としての輪廻を予定する必要がある。
その為に霊界のシュミレーションがあるのだ。霊界には
時間を進めてどのように変化するか?という事前演習が
ある。それは残されたコーザル体からの反応を元にして
行うのだが、時間は少しでも早く進んだ方がいい。
だから、欲しい雰囲気のCDは忘れずに買っておいた方が
いいのだ。前世でクサいメロディーを沢山買うのを控えて
いた為に、来世になって買い集めることが起きないように。
Dream Theater - Images and Words (FULL ALBUM)
https://www.youtube.com/watch?v=1z8uvyn7hDo
いつまでも飽きないアルバムがあるのは末恐ろしい。
来世でもこれを見つけた後、ほかのアルバムにも手を
出したくなると思うと、3万円位は飛んでしまう事を
今生である<前世から>早くも心配している俺。 しかもジャニスジョップリンやらドアーズやらブルーススプリングスティーンやら
オアシスやらヴァンヘイレンやら他のもチェックしたくなるはずだと思うと気が遠くなる。
ただし、これだけは言える。
Roxette - Joyride (FULL ALBUM)
https://www.youtube.com/watch?v=vxdLC42eZZI
ロクセットだけは今回で終わりだろう。なぜなら、生まれ変わる頃には
ラジオでかかることは無いだろうから。
だが、おれはヘヴィメタルのお薦めの伝統の怖さを知っている。
ヴァンヘイレンを知ってしまえば、ドリームシアターまでお薦めしてくる奴が来世でもいるのは必須。
流行に囚われない男達が、何百というCDをおれに買わせようと来世でもおれを悩ますだろう。
そして来世では、ジャーニーにも古さを感じるはずだと予想している。
Journey - Separate Ways
https://www.youtube.com/watch?v=UfJQ6yveYH0 そして私の中の<美穂>は私に囁いてくる。
そんなにヌードの<美穂ちゃん>がいいなら、私じゃなくて、
似ている<美穂もどき>する、と・・・。
「へ?そんなことが出来るの?」
急に現実的な話をされて戸惑い恥じらう俺。
「そんな事が出来るって云うより、その為に色んな顔を
あの世からこの世に移しているんですよ。」とのこと。
続けて心の中に侵入してきた<美穂>は云う。
「そうでないと、あなたの中に膨れ上がったカルマが
いつまでも解消しないでしょう?見ている男性陣も
一度くらいの恋なら本当にさせてあげてよいから、と
云ってくれてる位ですもの。」と美穂は云う。
「もう、早く美穂もどきでいいから!」
「アイドルの美穂ちゃんより背は低いけどいい?」 「全然、いいです。早く会わせて下さい。」
「その代わり、おっぱいはアイドルの美穂ちゃんより大きいわよ。」
「はい、大歓迎です。その美穂ちゃんこそ、自分がサインしてほしい美穂ちゃんです。」
「サインだけじゃなく、婚姻届けにも名前を書いてくれるとは思うけど・・・」
「えへへ。上手い話に乗せようってんじゃ無いでしょうねぇ。結婚できるって事は、
つまり、その前にアレをして貰えるって事ですよね?」
「たぶん、大丈夫だと思うけど、その前に彼女に興味を持ってあげなきゃダメよ」
「へいへい。わかりました。何でも致します。」
このような悪魔との契約があった後、おれは遂に
女性の身体の中でシコシコを実現するという、ハリウッド話が
持ち上がる位の事態までなってゆくのであった・・・。 で、いつ、そのハニートラップと出会えるんでしょう?
オカルト好きが高じて本屋ではいつも精神世界の棚の前で
立ちつくす事の多い自分は卑屈にもこのように返答した。
今日、新しいアルバイトの面接があった事、知らない?
「はぁ・・・そうでしたっけ?」
あなたが、その女性の新人研修を担当するから、あとで
確認してみて。きっと気に入るわ。
<美穂>ちゃんと同じ声を出していた心の中の女性は、
そう言い放ち、見たことも無い別の女性に姿を変えた後、
服だけはいつも見ていた美穂ちゃんの画像と同じ服装のまま、
首のない胸像に切り替わり、やがて僕の視界から消え去った。 あのう、初めまして。桜井と申します。〇〇さんですか。
今日から研修期間に入るとのお話があって〇〇さんに指導
して頂くようにと部長からお話があったのですが・・・。
「あぁ、君が<例の>桜井さんか・・・」。
「僕は〇〇と云います。今日から教えることになるんだけど、
僕の方も何だか緊張してるな。ハハ。美人な人は苦手なんだ。」
桜井・・・ミホ(仮名)と云う。彼女は僕が見ても目を逸らさずに
ずっとこっちを見ている。きっと研修期間だからと思って僕の事を
怒らせないように気をつけているんだろう・・・。
それにしても可愛い子だな・・。さぞかしモテることだろう。
この女性が、いつも囁いてくる霊らしき女性が紹介したかった人だとしたら・・・。
「〇〇さん、私も緊張してるんです。この会社受ける前、
一回、面接落ちちゃって、その後にココが決まったから先輩と方とか、
厳しい人が沢山いるんじゃないかなって思って今も頭が真っ白です。」
「いや、自分でも働かせて貰っているからね、ここは気さくな人が多いよ。
何でも解らない事は訊いた方がいい。自分でもわからない事は沢山ある
けどね。そういう場合は、またほかの人に僕から聞いてみるけれど。」
「はい。よろしくお願いします!」
「うん、よろしくね。一週間だから結構ながいけど・・・。」
「大丈夫です。〇〇さんって怖い雰囲気の人じゃなくてホッとしました。
ちょっとプラモデルとか作ってそうな感じの人ですけど、自分もアニメとか
よく見るんですよ。〇〇さんは見たりしてるんですか?そういうの・・」 「見るどころじゃないよ。アダルトビデオだって見るんだから・・・」
「あ、わたし、いきなりそういう事、打ち明けちゃう人、初めて見ました。」
「どうせ、いつか知れる事だし、桜井さんにバレたところで気にしないよ。」
「わたしの彼も、密かにAV持ってるんですよ?」
「なんだ、彼氏がいるんだ、やっぱり。」
─僕は、この女性について云われていた事が単なる思わせぶりに
すぎなかった事を早いうちに気が付くことが出来てまるで安心にも
似たような居心地のよさを、ようやく思い返し始めていた時だった。
「でも、〇〇さんの方が少し格好はいいですよ。」 「へぇ。そうなんだ。でも、流石に桜井さんじゃ俺は無理だろう?」
「そんな事ありませんよ。今までの彼氏、全員、AV持ってましたから。」
「それは光栄ですね?私も自分のことを励まされた気がしますよ。」
─今、確か、
そんな事ありません、と彼女が返してくれる時、あの女が後ろにいたな・・。
「〇〇さん、良かったら今度、お食事いきましょう。初めての人で
ここまで何でも話してくれる人がいるなんて心強いです。わたし、
〇〇さんに彼女がいなかったら、立候補しちゃおうかなー。」
「おれ、いないけど・・ずっと。」
「またぁ、そんな風に見えませんけど。幾らオタクっぽくてもこんなに
話かけてくる人なんか、すぐに彼女くらい出来るはずなんですけどねー。」
「そっか?おれ、そんなに話しかけてるか・・。まぁいいよ。お喋りはこの位にして
桜井さん、PC立ち上げて。」 と、桜井さんとの研修中、おれは彼女のぶりっこ気味な態度に
ささやかな妄想を掻き立てられながら、何事もなく過ぎてゆく
時間に以前の霊のささやきが何の影響もない事を確信していた。
と、その時だった。
桜井がある言葉をつぶやいた。
「〇〇さん、わたし、以前から眉間に映像が見えるんです・・・。
それ、何だと思いますか?」
「眉間??」
さっぱり、云われていることが解らない。
「映像って何のこと?」
「〇〇さんが女性と会っている映像が見えるんです。この会社のAさんと。」
「あぁ、よくコピー取りに行かされているAさんね。その人が何?」
「だから、〇〇さんと交際しているんじゃないかって・・・」
「Aさんとおれが・・・?そんな訳ないよ。Aさんって自分がどこの
駅利用してるのかもたぶん、知らないくらいじゃないかな。」
「だったら、いいんですけど・・・。」 桜井は、Aさんのこと、嫌いなの?
そのあとに起こる流れを意識出来なかったのか、
何となく<彼女>が話しやすい空気を俺は作ってしまった・・。
「Aさんが〇〇さんと仲良くするなら、私はAさんのことも嫌いになりますよ・・・。」
これは・・、桜井がおれのことを
好きだと云ってるのか・・。
わからない。
「だから、Aさんとは一緒に帰り道、一緒になった事も無いよ。」
「さっきから、そう云ってるみたいですけど、何だか信用できないな。」
おれは彼女が欲しかったが、こいつは無いな。こいつはサゲマンだ。
桜井を徐々に不安定に感じてきた俺は、初めて会った頃のイメージとは
ちがうものを感じていた。
<こいつは霊に唆されている>。
それでもこいつにするか?
いや、辞めておこう。
こいつはトラブルを持ち込むやつだ。
こんなやつを信じようと思ってもまたあの世の奴らに
気持ちを変化させられてしまうだけにちがいない。
その度に振り回されるだけは勘弁。
だが、自分も恋人は欲しい。くそ。 ちょっと誤字が多かったな。ごめんなさい。
取り敢えず、ここで終わりにしても話としては別にいいよな。
変じゃない。実際は、こんな風に終わることもあるし。 今日の桜井の研修は疲れた。いや、憑かれたという言葉の方が
合っているのかもしれない。音と意味合いはいつも同じように
作られているのが、彼らからの呪いでもあり、呪いでは無いと
云うならば、催眠という言葉に置き換えようか。
桜井からはもしもの時の為に電話番号を伺っている。
本当は電話して気軽にヤラせて貰えるとかだったら、
気楽でいいんだけどな。
だが、
会社の中にいる人間は駄目だ。そいつが囃し立てるとも限らない。今は、
何事も自分では起こさないようにして、穏便に過ぎるのを待つしかない。 ─自分の部屋に到着した。
特に趣味はなく、持ち帰った仕事もないので、
どうしようと困る時もあったが、今は幸いインターネットがある。
〜よし、桜井の奴のことをSNSで検索してみよう〜
おれは自分のアカウントにログインしてから、
彼女の本名を検索してみた・・・。
三名、表示されたうち・・、恐らく以前の彼女、
と思われる口紅が真っ赤に染められた女性を見つけた。
元キャバ嬢。
─なんだ、水商売もやってたのか。
普段から何の飾り気もしていない一人暮らしの部屋には
その時、珍しくジャズのスタンダードナンバー、
モーニンが流れていた。
Art Blakey & the Jazz Messengers - Moanin'
https://www.youtube.com/watch?v=Cv9NSR-2DwM よし、メッセでも送ってみるか・・。
「今日はどうもお疲れ様。部屋に着いたらふと、桜井のこと思いだしてね、
プロフ画像とかどんなの使ってるのかなーって思ったら、意外に派手な
感じじゃん。桜井の友達ってみんな、派手な人ばかりなのかなー。」
送信、と。
─読んでくれてるか解らないけど、取り敢えず、
彼女の正体を暴いてやる一歩としてはまずまずだな。
昨日は彼氏と喧嘩したとか午後にほざいていたからな。
たぶん、おれのメッセージは見ないで今も喧嘩だろう。
30分くらい経ってから確認してみると、
どうやら本人からの返事が届いているようだった。
「〇〇さん、どうしてこれに送ってきたんですか?
電話番号だって教えているんですからそれだけにして頂けません?
明日は研修最終日ですね。
長い一週間でしたけど、ほかの先輩方からのレクチャーもあって、
無事、終えることが出来そうです。問題なく明日を終えましょう。」
─何だか、場違いなことをしてしまったなぁ。
彼女にとってやはり、自分は全くの他人だったらしい・・・。
こうもハッキリと振られてしまうとさびしいな。まるで目の前に
ちらついていたお〇〇こが一気に取り消しになった気分だ・・・。
─ほどなくして
別のメッセージが到着していた事におれは気づいた。 こんばんわ。
あなたがしたがっていた桜井です。
あなたは先ほど、振られていたようでしたね。
これから、どのようにされますか?
これから、私と付き合いたいですか?
これから、別の人にしますか?
これから、あなたが返答することでわたしは
あなたに、どのようにでも変わってゆけることを
お伝えしたいと思います。
文終わり。
なんじゃ、こりゃ。 さっき、桜井の方から返事が来たばっかりなのに、
別のIDから桜井を名乗って誰かメッセージを送ってきてる・・・。
一応、返してみるか。
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桜井とやりたい気持ちはあるけど、
今の職場で付き合う事は避けたい。
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どうせ、何処かの阿呆がからかってるだけだろ。
ハッカーか誰かかな。きっと俺のPCの動作を心得てるものかも。
ちょっと気になって、あとでメッセージが来たほうの
IDのプロフィール画像を見てみると、どこの誰かは知らない外人の女性が映っていた。
普段着のようだし、全く得体の知れない者という訳では無さそうだな・・。 翌日。
桜井はいつもと変わりない。
昨日のようなメールはもうしないで下さいね、と
云われただけで、二回目に送ったメールを読んでるような
様子も見受けられない。
きっと、昨日のメールは超常現象か何かだろう、
と思っていると、急に桜井の方から話を切り出してきた。
〇〇さん、今日、お食事行きません?
研修のお礼に今日は私が奢ってあげますよ。
いいの?
「いいの?って何が?ご飯食べるだけですよ。」
どうやら、彼女は機嫌が悪いという訳ではなく、
これでも寧ろ、機嫌がいい方なのかもしれない。
最初の頃と比べて、素気なく答えることの多かった桜井が
今日は自分にご馳走してくれると聞いて面倒臭い気持ちも
あるにはあったが、これ以上、空気を悪くしないように食事にでも
何でもついてゆこう、と云う気持ちが湧いてきた。
「それじゃ、今日は一階のロビーで待っていて下さい。」
「あぁ判った。一週間長かったな。今日は残りの研修を無事に終えよう。」
「えぇ。」 まさか、部長とかも一緒じゃ・・と
一瞬、頭を過ぎったが、桜井は一人でロビーに来ていた。
それじゃ、〇〇さん、行きましょう。
「あぁ。どこか知ってるの?」
「えぇ、ここら辺は。彼氏が前、使っていた駅なんですよ。」
「そうか・・。」
「何か食べたいものあります?」
「おれは女の子が食べたい以外は、特にこだわらないよ。」
「じゃ、そのお話も、あとで聞かせて下さい。」
俺は何かとんでもない事が起きるんでは無いか、と
冷や汗が出そうになったが、その不安はすぐに否定された。
「〇〇さんとお食事行っても、話すこと無いでしょ?
だから、どんな人か好みなのか教えて下さいよ。」
珍しく桜井の方が笑った。きっと色んな仕事をしてきて
機嫌を取ることに慣れているんだろう。そんな感じの仕方ない笑顔だった。 桜井と二人っきりの宴会は、
いつもの調子と違い、桜井が仕切ってくれているようだった。
一時間、二時間、宴会は続いた。
会社で可愛いと思ってる女の子や、
桜井のことも途中まで好きになりかけてきていたこと、
殆どが自分が話したい話題だけだったが、彼女はまるで
普段からそのようにしてくれていたかのように自分が話を
している間じゅう、自分に興味でも持っているかのように
時々、驚いているような顔や困っているような顔を見せた。
「それじゃ、そろそろ、出ましょうか。」
彼女の一言で、さみしさが急に込み上げてきた。
咄嗟におれは思いもよらない言葉を口にしていた。
「桜井、俺の彼女になってくれ。」
「今日だけなら構いませんよ。」 「どうします?これからまたお酒飲みます?」
さっきまで全然、酔っていなかったはずの桜井が
何故か、酔っぱらってる。
─うそだろう。これがオンナの演技なのか。
腕を急に組んできた桜井に女の身体がいかに
柔らかいかを痛感させられ、同時に何でも許可されているかのような
気持ちを抱かされた。
「これからさ、ホテルとか云ってさ、桜井のヌードを
拝むとfdかls」
そう言いかけた時、
桜井が急に僕の口を塞いだ。
「最初にそう言ってくれたらいいのに。
3万でいいですよ。」
以下割愛。 「どんな風にされたいんですか?淑女がお好みですか?
それとも痴女風にされたいんですか?」その時、
何かとんでもない発言を彼女は
していた、とは思うのだが、目の前に広がる立体ヌード画像に
ぼくは、呆然とし、どちらでも結構です、と
おもわず他人行儀な受け答えをしてしまっていた。
「じゃ、淑女風にしますね。こっちに来て。」
まるで猫に憑かれたような物腰になった桜井は、
自分の身体を股の間に挟むようにして
唇をせがんでいるようなうっとりした表情を浮かべて
そして実際にその舌を僕の口の中に入れてきた。
─頭がおかしくなりそう・・・。
体験したことの無い甘美なぬくもりが、
吐息のような彼女の声と共に顔を覆いつくす。
「〇〇さん、私ともう、付き合いたいですよね。」
「いや、そういう訳じゃ無かったんだけど、
今はそういう話にされてしまってもいい・・。」
自分が答えたはずなのに、まるで自分にとって
最初の相手となった人がそう言ってくれている
ように思えた。 「ウっ。」
それが殆ど、僕がその部屋に入ってから発した
発言の全てであり、逆に
彼女が口にした言葉の一部だった。
彼女は事が終わると、まるで他人のように
素っ気なくなって、そしてもう一度聞いてきた。
「ほんとうに付き合わなくていいんですよね。」 「付き合いたいけど、付き合えない。」
ホテルの中では無言だった僕は、家に帰ってから、
彼女にそうメールした。
─ もう、男女の関係なんだから、
この前みたいに云われても平気だろう。
彼女から返信はなかった・・。
彼女は僕のことを好きだったのだろうか。
それとも、同情してくれただけ?
そんな風に思ってると、彼女からメールが届いた。
─「明日、どうなっても知りませんよ。」 翌日。
出社してみると、オフィス内の視線が一気に自分に注がれ、
ドッと笑いが起こった。
「お前、彼女と付き合っていたのに、
研修期間だけで終わりにしたいと云ったんだって?」
何だか、実際とは全くかけ離れた噂が広まってしまっているようだ。
「撤回して、これかも付き合いますと云ってやれ。
そうでないと、彼女、実家に帰るとか云ってるぞ。」
何だか、よく分からないが、
事態が急によい方向に向いているようだ。
上司公認のうえ、カップル誕生か。それならばよい。
「ええと、すみません。皆さんにお知らせするつもりは
無かったんですけど、ここまで話が盛り上がってしまうと仕方ないですね。
このまま、彼女と結婚します。」
「おぉー。」(歓声
勢いで云ってしまったが、これでいい。
上司があんなに明るく云ってくれてるのだから、
今まで通り、社内でうまくやってゆける・・・。 披露宴は、過去の友人も含め、多くの人達が駆けつけてくれた。
新郎新婦に別れを告げる為、
会場をあとに多くの人が声をかけてくれている。
その中に一人、知らない女性がいる。
・・・あの女性だ。
以前、SNSで見た
桜井と名乗っていた外国人の女性。
もしも、何処かで会っていた人の場合、
知らないと思われると不味かったので、
「ありがとうございました」と
一言だけ、その女性に向かって頭を下げた。
「あなたが結婚したみほちゃん、
私たちが紹介した人ですから。」
そう言い残し、こちらを睨みつけながら、
親戚の方々から云われたお礼に対しても
彼女はひとつひとつお辞儀をしていた。
「知ってる?」ぼくは隣にいる新妻に訊いてみた。
「ううん?知らない人・・・」 披露宴が終わった数週間後、
何年かぶりに昔の友人から電話がかかってきた。
「おい、〇〇、元気にしてるか?
お前、彼女いなかったろ?今日とか飲み行かね?」
─実は、結婚したんだ。
そう伝えると、「嘘だべー。冗談こいてねーで
一緒に飲みに行くベー。」そう押し切ってきた。
とは云うものの、本当はすぐに了解したらしく、
何年かぶりの電話も「また今度、飲みに行こう」という話で
サクッと終わってしまった。
「なんだ、大丈夫だったか・・・。」
「友達?」
「うん。」
「あんたにも友達がいてよかった。」
そんな電話があった数日後、実家に電話で確認をしたらしく、
昔の友達連中が、何とも平和な愛の巣に奥さんを見たい、と云いながら、
乗り込んできた。
「おい、お前の奥さん見せろー。」
もう、誰がこの世に男なんてもんを作ったんだか全く理解
できなくなるような罵声にも似た野郎の太い声が玄関先で
聴こえてきたと思ったら、あれよあれよと云う間に
居間の中で叫んでる旧友がいた・・。
─ 勘弁してほしい。
どうして急にこんな風になってしまうんだろう。
人間というものはいつまでも自分のことを記憶していて、
いつもは来ないというのに、自分が幸せな頃を見計らって近づいてくる・・。 「あー、奥さん、みっけー。」
洗濯物を取り込んでいたミホが、二階から降りてきた。
「ねぇ、奥さん。奥さんって胸、大きいんじゃね?」
「ちょっとお前、いい加減に止めてくれよ。」
まだ、やつは彼女に触ってない。
それが救いだった。
「なぁ、〇〇、悪いんだけど、お金貸してくれる?」
「お金はうちに無いよ。来てくれたの嬉しいけど、
五月蠅くするんなら、かえってよー。」
ほんとはすぐにでも追い出したかったが、
何年かぶりに来てくれた友人を急に帰すのは悪い気がした。
「ねぇ、奥さん、お金貸してくんない?五万でいいからさ。」
「ミホいいよ。そんな話、聞かなくても。いいからもう帰って。」 と、まぁ、
ちゃんと鍵を閉めてないとこんな話になります。
なので、霊がとり憑いてしまうような相手にも
結婚してもらいましょう。
幸せになって貰いましょう。
そうすれば、宇宙人は
とり憑く島を見つけられなくなります。
彼らは幸せを与える代わり、
その幸せを返して貰える隙間がないか、
神頼みをする程になる場面を作れないか、
動いてくれる人間を探しているのです。 こんばんわ。
第二部を開始する前に、
妻と新婚旅行に行った時に二人で一緒に聴いていた曲で、
妻も大好きなアーティストを紹介します。
Chet Baker - Autumn Leaves
https://www.youtube.com/watch?v=EZ3LT7b_0rM
Chet Baker - I fall in love too easily
https://www.youtube.com/watch?v=3zrSoHgAAWo
それではまた。 結婚してから二年後、僕たちにも
健康な子供が生まれた。男の子だ。
妻がつけたかった名前は優。
でも、僕がどうしてもめずらしい名前がいいと云い張り、
自分のオカルトへの興味を込めて霊汰という名前にした。
霊汰は、折角、めずらしい名前にしたのにも関わらず、
周囲の子供たちと何ら変わることなく、
外で遊んできた日には靴の泥を洗ったり、
新しいゲームを買ってあげては友達に返してもらえず、
一緒にその子の家まで行って返して貰ったりと、
すくすくと育った。特にこれと云った問題も起こることなく・・・。
だが、彼が6才の頃、小学校の帰り道で、
下校途中の生徒に物語を広めようとしていた
宣教師のお話を友達と一緒に聞いてきた日の次の朝、
ある言葉をつぶやき始めた・・。 パパ。あの世に行ったら、パパは天国に入れる?
「なんだ、霊汰、
昨日、教会の人の話を聞いて天国があるかどうか気になったのか?」
うん、ママは天国に入れるんでしょ?
「どうしてそう思う?どうしてパパは天国に行けないの?」
だってパパはママより怒る回数が多いもん。ママの方がパパより
優しいから天国に行くと思う。
「そう?じゃあ、パパも天国に行けるように霊汰のこと、あんまり
怒らないようにするね。それでいい?」
うん、パパ、怒ること多いけど、やっぱり三人一緒じゃなきゃ寂しいもん。
「パパも怒らないようにするから、霊汰もパパを怒らせないように
おもちゃ買ってっていつもうるさくしないでね。」
うん、パパが天国行けるなら、霊汰もあんまりおもちゃ欲しいって
云わないようにする。 霊汰が9才になった頃、
こんな発言もあった。
父さん、ぼくの名前ってどうして霊って云う字が入ってるの?
「うん?
父さんが霊の話が大好きでね。霊汰にもそういう分野に
興味を持って欲しいなーと思いながら、つけたんだよ。」
やっぱり。
「どうして?」
うん、思い出すと怖くなるんだけど、昨日の夜、布団の中で金縛りに会ったんだ。
今日、学校の友達に身体が動かなくなる現象ってなんて云うの?って聞いたら、
それ、金縛りだよ、って答えてくれたから金縛りって覚えたんだけど、その時、ちょっと
声っぽいのが聞こえてきて・・・。助けてって聴こえたんだ。
「へえ。それでどうした?」
どうもしてない。ただ、怖くて金縛りが解けた後、朝までずっと布団被ってたよ。
「そうか。大変だったね。何か変わった事があったら、すぐ教えるんだよ。夜でもね。」
うん。 それから二日後、朝になってまた、
霊汰が同じような事つぶやき始めた。
父さん、僕、また金縛りに遭ったよ。また声が聞こえてきた。
僕、死ぬのかな。
「なんて聴こえたんだ?」
また、助けてって。
「助けて?」
うん、もしかしたら、あの世の人達、
まだ、天国に行ってないのかもしれない。
「また霊汰の天国の話かぁ。だいじょうぶだよ。どこのだれかは知らないけれど、
きっと身寄りの無い人が死んでからウロウロとさまよってるんだよ。」
そうかなぁー。
「そうだよ。」 霊汰が12の頃、親子三人で青森県の恐山に旅行に出かけた。
自分の長年の夢だった東北観光も兼ねて三大霊場のひとつと云われている
恐山だ。ここは幼少の頃、私の父と母が私の為にお祓いに来ていた場所で、
自分の子供にも是非、記憶に留めて貰いたかった。
キリスト教がインスピレーションにより、あるお坊さんに作らせた場所。
だが、そのことを云っても誰にも信じて貰えないだろう。
なぜ、その場所が作られたのか。
それは謎に包まれている。
だが、私は聞かされていた。その場所は反発者を閉じ込める場所なのだと。
そして、反発者を寝返らせる為の場所でもある、と。
だが、殆どの人は恐山に向かった方がいい。
死んだ人の殆どは恐山に向かった方がいい。
コーザル体が残された者にとって恐山は怒りが
募る場所ではあるが、コーザル体が消えた者には
寂しくならない場所だからだ。 思った通りの展開になったので
ここは完全に手放します
少なくとも体現はできた
"これら"は永遠にそれを続け
そこに居続けるでしょう
あとはお好きに 賽の河原に着いた。
自分の子供には必ず、見せておきたかった場所だ。
12才になった霊汰からすれば、幼いうちに死んでしまった子供が
この河原で生き別れた両親に悲しませたくないという願掛けを立てるべく、
取引きとして幾つもの石を積みながら、一回ではその願いが叶わないことを
鬼に教えられるエピソードについては何かを感じてくれるかもしれない。
死んだばかりの子供が、親と離れた寂しさの中で
いつまでも泣かないで欲しいと親に願う場所だ。
まさに精神の拷問だろう。
これから幾らでも夢を増やしたいと思っていただろう時期に
引き取られ、夢を沢山詰め込みたかったお腹の中で夢はもう、
何も持てないけれど、せめて親には泣き続けて欲しくないと
子供が鬼に脅された後、親の寂しさを想像しながら願う場所。
私にとって賽の河原こそが神の企みを表していた場所だった。
そのことを、妻は、霊汰は感じてくれるだろうか。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています