小学生の頃に俺が告白した女の子が二人亡くなったんだ

一人は事故で一人は病気(お見舞いしてるうちに好きになった)
ほんとに偶然のことなんだけどショックを受けた
それ以降女は苦手になってた
『死神』ってあだ名をつけられて小中高の間はずっと軽くいじめられてた
大学は遠くの県に行ってあだ名ともお別れして平穏な生活を送った

地元に帰って就職した数年後に出会った女の子に惚れて、何度か遊んだ後に告白しようと決意
未だに恐怖はあって告白できずにいたある日、その女の子に呼び出された
真剣な雰囲気に少し期待しながら俺から言い出すぞと意気込んでた

女の子に会ったら開口一番に「あなたに好かれた人は死んじゃうんだって!?騙してたんだ最低!」って
そんでスタスタ去っていった
突然怒りをぶつけられたのと未だに生き残ってたあだ名に呆然としてた

俺と関わった人は不幸になるんだ、そう思った
もう高望みなんてしない、死神らしくひっそりと生きていきます