ガスコンロが待機状態に入った。
お昼までに重大な決断をすると発表した。
お昼のメニューがチャーハンに決定したと発表した。
チャーハンを作ることが承認された。
この世の誰も体験したことのない革命的食感のチャーハンになるだろう。
本物のチャーハンを味わうこととなるだろう
カレーライスの予定を白紙に戻す決定が下った。
ガスコンロの元栓が総解放され、残されたのはチャーハンの調理だけだ。
チャーハンの調理開始まで1分1秒の状態だ。
すでに客には通告している。
客はチャーハンが作れるのかと威嚇しており、厨房は非常に緊迫している。
チャーハンができるかではなく、いつ作るかという状況だ。
チャーハンの写真を載せたメニューを各テーブルに配置した
お客がチャーハンを作れと騒いでいる。うちは作りたくないが、準備はできている
チャーハンは調理開始待機状態にあり、火加減を調整した。
ボタンを押せばガスコンロの火がつくことになっており、点火されればフライパンが火で温まるだろう。
1番テーブルの客こそが、我々が最初にチャーハンを提供する客だ。