蠱毒というのは蠱道だけど、元は古代中国の呪術で基本は動物や蠱を使った呪術で、
犬を使用した呪術の流用で犬神、猫を使用した呪術の流用で猫鬼とかも範囲だね。
蠱の場合は、容器の中に多数の虫を入れて互いに食らわせ合い、
最後に生き残った最も生命力の強い一匹を使って、これを呪いにする。は虫類も同様。

ま、危ないモノだけど、これを厭魅厭勝の術(道教の兵法秘術)ってのがあって、
解りやすく言ってみれば、人型を土中に埋めてってのがあってね、
少し陰陽道なんかの式神とは趣が違うけど。

当然ながら大昔は日本でも厭魅の罪と言って、当たり前だけどこんなの見つかれば極刑レベルね。
藤原頼長とか。八虐に属する事が多かった。

で、話をリアル人間蠱毒大会に戻すと、優れた兵法家や兵道家を藩主などが求める為に行われた。
どんなのかというと、腕に自信のある修験行者を何人も集めて蠱毒さながら呪殺でぶっ殺し合いをさせる。
その最中に、更に、武力(当時では刀、槍、銃)そしてこれらに関係ない藩主側の者が、
これらバトル中の修験行者を狙う。これを修験行者は攻撃してはいけない。よけるのみ。
で、そのバトル(呪術や呪殺や武力攻撃)から生き残った修験行者を兵法家や兵道家として雇用した。
こんなお話とか。

あれだな。駿府城主徳川大納言忠長の11番の御前試合の修験行者の野戦版だな。

どんどん時代が戦時中に近づけば軍勝の秘術としての呪術合戦ってね。。。