体が鉛のように重く、それでいてスカスカになってしまったかのような感じがしました。
尿意が強く、ただ、全く体に力が入らなかったので、(逆に体が緊張していたのか、)漏らすことも出来ませんでした。
意識が浮上している間も、不思議に痛みという痛みは感じません。しかし痛みはなくとも、この時は耐え難く苦しい時間を過ごしました。
どんな苦しみかは説明しづらいのですが、強いていうならサウナに閉じ込められたような感じです。

熱が身体にたまって、狭い空間から逃れられないような気持ちでした。正直いって死んだほうがましとすら思えました。
苦しい、辛い、という気持ちで破裂しそうでした。体が動いていれば激しくのたうち回り、叫んでいたと思います。
そうやって何度も無と意識の浮上(ただし身体は動かない)を繰り返し、体も動かせず、意識のみでのたうちまわっているうちに、気がつけば突然場面が変っていました。

自分が冷蔵庫の扉を閉めるところでした。実家でした。傍らのテーブルには母らしき人がおり、テレビをみていました。自分は激しく混乱し、この時どんな反応をしてどんな行動をとったかは詳しく覚えていません。

自分としては、こうなった原因が自殺にあるのかな?と考えています。
そういう経緯なので、自分に自信がもてず、やはり自分の頭がおかしくなったのか?とも未だに思いますし、今のこの現実があの世なのでは?という考えも自分にはあります。
結局なにが原因かわかりません。
あとは一気にアホみたいな話になりますが他にも自分は学生のころ、その当時流行っていた異世界に行けるとかいう都市伝説を友達とかと検証と言って試したりもしていました。でもこれは流石に本当に関係ないと思います。今更だし…。

こうなってみて、実のところ、自分は特別!というような気持ちもありながら、非常に恐ろしいし、なにが真実かわからず、ずっと混乱し続けているし自分だけがこの世界に馴染めないというか、そんな感じです。