>>415
>テープの上書きは親殺しのタイムパラドックスを引き起こしてしまう。

これについて答えよう。
まず、テープというのは連続していて、全ての箇所が同じ速さで移動している。
ある映画Aが録画されていたテープを途中まで巻き戻して、途中から映画Bを再録画したとしよう。
ヘッドを通過した時点でAが消されてBに置き換えられていく。
ヘッドを通過しない部分はそのままだ。

まず、自分が過去に遡って、自分が生まれる前の親を殺した、としよう。
それで、何食わぬ顔をして、元の時代に戻って来た、とする。
そうしたら何も変わっていない。
親も生きている。

つまり、「過去を変えても、現在には何の影響もない」
現在はヘッドを通過していないからだ。
「過去を変えた瞬間に現在も変わってしまう」というバックトゥーザフューチャーの映画の考え方自体が間違っている、ということだ。

では、未来を変えたらどうか?
1日後の未来に行って、自分を殺してしまったらどうか?
それで、元の時間系(現在)に戻ってきたとする。
すると、1日経ったらその時間に過去の自分が自分を殺しに来る。
しかし、それが解っていたらそのまま殺されるだろうか?