爆弾三勇士

独立工兵第18大隊(久留米)の江下武二、北川丞、作江伊之助の3名の一等兵である。
1932年に第一次上海事変で敵陣を突破して自爆し、突撃路を開いた英雄とされる。肉弾三勇士とも言われた。

当時陸軍大臣の荒木貞夫がこの件を愛国美談に仕立て、爆弾三勇士と命名。
大阪毎日新聞・東京日日新聞は「爆弾三勇士」を使い、大阪朝日新聞・東京朝日新聞は肉弾三勇士と称した。

この3人の兵士のうち2人が被差別部落出身で、
直属の上官が「あの連中は、こうした任務を与えてやれば喜んで死んでいく」と語ったとの言い伝えもあるが、
この部落出身説については異説もある。