それを確かめるためにも
その女性が今どこにいるのか‥
把握しなければ。
安心したい。
よかったいないよ!と言ってこのまま帰りたい。
そのためには、墓から顔を覗かせ全体を見渡さなければいけない。

友人に耳うちをしました。
「私が立ち上がり確認するから
だからもしあの人がいたら、後ろの門に向かって走ろう。」

私達が隠れている場所から3メール程離れた所に閉まっている門がありました。
高さは私の首くらいの高さ。

「あの門から逃げよう。
安全に外に出るにはそこから出るしかないと思う。」

友人は頷きました。
泣いてたと思います。
私は勇気を出して顔をゆっくり墓から覗かせました。