一時期はたまに人間と区別がつかんレベルまで霊感が強かった、姉の話。
・今はほとんど見えないレベルまで落ちてる(声はたまに聞こえる)

夜中ふと目が覚めてリビングに行ったら、姉が起きていて手首の数珠に触れていた。
トイレから戻ってみると姉はお茶のんだりだらだらしていた。
結構な夜中だったので、寝ないのかと尋ねたら「気を送ってるから」と返答。
テーブルの上には、手の平サイズの紙に五芒星か六芒星みたいな図形が書かれていて、
図形の真ん中にウサギのぷっくりシールが貼られていた。
図形の端(後に聞いたら方角)に小指サイズのピンク石が置かれ、その異様な光景を前に、
(何故ぷっくりシール…うさぎかわいいし、何かのおまじない?)
小学生女子がやりそうなおまじないをリアリストな姉が、と思ったのでそのまま聞く。
すると「友達が入院して衰弱してるから、死なないように気を送ってる」
という、ナナメ上の状況説明を得た。当時聞いた時はなるほどわからんが感想。
「素人でもそういうことできんの?」と聞いたら
「送った後は友達の守護霊さんがどうにかしてくれる」という。
私、引き攣り笑い。見ていても仕方なかったし、翌日バイトだったのでそのまま寝た。
件の友人は、修行を積んだ巫女さん(姉の霊感が高くなった原因)だったそうです。
夜中に起きたら姉が変な儀式していて怖かった話。

ちなみに最近、姉に一番怖かったのどれかと聞いたら
見かけて驚くことは多いが、基本無視なので関わり合いは避けているのでほぼ無いが、
職場で一人作業していて、突然耳元で「おい」と声をかけられたのが怖かったそう。
低い男の声で、姉の背後は壁で二階。どこかから響いてくることもない。
絶対に振り向かず、平静を装って気づかないふりをするのが最善だが大変らしい

姉自身の話は他にもいくつかあるけど、基本姉が冷静なので周りが一方的に驚かされるパターンが多い。
基本姉が笑いながら話すので、怖い話にならんかもしれぬゆえ、需要がありそうなら書きます