>>271
僕と幼馴染はとりあえずヤバイと察知したのか、家に入って二人で二階に駆け上った。
そこで、「今のは何?」と二人で話し「たぶん御向いさんの人がタクシーを待ってる」と言う意見で結着がついた。
しかし、なんか怖さはある。とりあえず64を担ぎ込んで、早く幼馴染の家に戻る事となった。
打ち合わせはしていないが、玄関開けたらダッシュと意志の疎通が取れており、コントローラーなどを持っていた幼馴染は、
玄関を開けて即ダッシュ。その後を追えばいいモノの僕はアダプターを落としてしまった。
幼馴染は角曲がって居ない、落としたアダプターを拾って僕もダッシュしようとしてるがテンパっていて、
その時ふいに十字路の街頭を見てしまった。先ほどと変らず同じ姿勢でその女性は立っていた。
この時の事は一瞬にして記憶に残ったのだが、女性はずぶ濡れなのに地面は今思えば濡れてない。
そもそも昼からBBQをするほど快晴。
「なんで濡れてるの?」と頭で思ってしまい、その女性をジッと見たんだと思う。
そしてゆらっとその女性が動いた瞬間に、僕は咄嗟にダッシュしその場から逃げた。

先に家に付いていた幼馴染はコントローラーを玄関に置き、幼馴染の姉を連れて着ていた。
僕も64を置いて、早く来て!変な奴居ると言って、姉を先頭に十字路に戻ったけどその時には、
もう女性は居なく、僕らのあわてぶりを見た姉は爆笑していた。
そこで僕は街頭の下まで行ってここにいたとか、幼馴染と説明したのを覚えていて、やはり地面は濡れては居なかった。

>>続く