認知心理学者による古今東西に現れた予言者の特徴

・ たくさんの予言をする。予言を受け取った人は、当たった予言に強く印象づけられ、
外れた予言はまもなく忘れ去られる性質を利用する。

・ 曖昧な予言をする。理由を後付けして、予言が当たったことにしてしまう。

・ できるだけ反証されにくい形で予言する。

・ 予言が当たった証拠を強調する。人は普通、予言がはずれた証拠を探すよりも、
予言が当たった証拠を探す性質がある。
この確証バイアスを利用して、外れた証拠から目を遠ざけさせる。

・ 予言を多数のひとに受け取ってもらい、その中から,
当たったと感じてくれる人の声をすくい上げて喧伝する。

・悪いことを予言する。悪い予言がはずれたとき、人は「悪いことが起きなくてよかった」と、
予言の失敗責任を追及することなく、むしろ感謝する。

・ 人命を救うなどの普遍的正義に沿った予言を行う。
はずれても、必要やむをえない警告だったと許してもらえる。