数列そのものではなく数列からいかにして情報の断片を取り出し、意味のある情報を構成するか、すなわちDNAにおけるセントラルドグマに相当する翻訳機構が重要なのだろう。

DNAの情報を保持しているAGTCの4種類の塩基配列によって最終的に生物固有の構成物質であるタンパク質が合成されることは、DNAがタンパク質の設計図と言われる所以である。

ここで興味深いのは、タンパク質の構造が一次から四次までの階層から成る三次元の立体構造になっている点である。
まるで人間が認識できる宇宙の次元構造を暗示するかのような共通点と言えるのではないだろうか。

このことは宇宙と生命が同じ設計者の手によって創造されたものだというメッセージなのかもしれない…